感想:アニメ(新番組)「迷い猫オーバーラン!」第1話「迷い猫、駆けた」


 アニメ「迷い猫オーバーラン!」の感想です。

迷い猫オーバーラン!
http://www.patisserie-straycats.com/

 BSデジタル放送BS11(イレブン)での視聴です。


■概要

 同名のライトノベル(作者:松智洋集英社スーパーダッシュ文庫)のアニメ化。ギャルゲー的ラブコメ物。

第1話 迷い猫、駆けた


■あらすじ

 主人公の高校一年生「都築巧(つづき・たくみ)」(声:岡本信彦)は、姉でパティシエの「都築乙女(つづき・おとめ)」(声:佐藤聡美)と二人暮し。姉の経営するケーキ店「ストレイキャッツ」を手伝いながら、幼なじみの「芹沢文乃(せりざわ・ふみの)」(声:伊藤かな恵)や、学校の理事長の孫娘「梅ノ森千世(うめのもり・ちせ)」(声:井口裕香)などと楽しく毎日を送っていた。

 ある日、店で用意していたケーキが紛失し、目撃者の子供によれば、犯人は人間大の猫だと言う。誰もがウソだと思う中、文乃だけはそれを信じて猫を探し回り、街中で本当に巨大な猫の影を見かけるが、見失ってしまう。後で猫の話はウソだと解るが、文乃は怒りもしなかった。

 翌朝、どこかに旅行していた乙女が帰ってくるが、彼女は見知らぬ少女を伴っていた。


■感想

 原作は未読ですが、漫画版は読んでいるので概ねの話は了解しての視聴となりました。

 ワッハッハッ(空虚な笑い)。本当に王道的なラブコメライトノベルまたはギャルゲー的な作品。まあ、先日テレビで見た作者インタビューによると「中高生に話を聞いて、ウケる話を作っている」そうで、そういう要望を聞いていれば、過去に沢山有ったような内容の焼き直しになるのも致し方ないのかもしれません。それでも、「エッチゲームメーカーの『戯画』が作っていそうな設定だよなぁ」という印象は拭えないところです。

 おまけに、開始早々「主人公寝坊→ヒロインが自宅に上がりこんで起こしに来る」「ヒロインは、幼なじみで、美人で、クラスメートで、パンチラで、縞パンで、性格は『XXのためにXXしたんじゃないんだからねっ!』で、周囲からはカップル認定されていて」と、あまりにもお約束てんこもり過ぎて、なんなもう苦笑したくなりました。スタッフは解っていて一種のギャグとしてやっているんですよねぇ?

 まあ、使い古されて手垢のつきまくった様な設定ですが、絵はそこそこ、声優もそこそこ、なので、少なくとも怒り出すような内容でも有りませんでした。今後三ヶ月、軽い暇つぶし程度には楽しめる作品だとは思います。それ以上にはならないとも思いますけどね。