感想:アニメ「STAR DRIVER 輝きのタクト」第12話「ガラス越しのキス」


 アニメ「STAR DRIVER(スタードライバー輝きのタクト」の感想です。

■STAR DRIVER 輝きのタクト
http://www.star-driver.net/

 TBS系地上波放送での視聴です。

第12話 ガラス越しのキス


■あらすじ

 綺羅星十字団はついにサイバディの修復技術を完成させた。しかし修復にはスタードライバーの生命力が必要で、もし修復に必要な生命力が足り無い場合、スタードライバーに何が起きるかは解らない。一方、タクトは人妻女子高生ワタナベ・カナコから突然デートのお誘いを受ける。シモーヌによれば、特別な人間であるカナコは平凡な生活に憧れているらしい。カナコはタクトのデートの後、おとな銀行頭取としてタクトに戦いを挑むが、タウバーンの新武器の前に敗北した。


■感想

 この作品世界が現実世界とはかけ離れているというか、もっと簡単にいうとマンガチックであると良く解る回。15歳のお色気少女カナコが実は「殺人パンチ」の使い手で、IOC委員長がカナコのためにオリンピックに女子ボクシングを採用したがっている云々、とか、もうギャグとしか思えない。

 考えてみれば、冒頭いきなり本土から泳いでくる主人公とか、派手派手の仮面を付けた悪党集団とか、「銀河美少年」とか、全て「この世界はかなり冗談ですよ」と信号を送ってくれていたのに、「日曜17時台のアニメ」という伝統とか「四方の巫女の封印」云々とかの真面目っぽい雰囲気とかに目が眩んで、作品の本質的なところが良く解っていませんでした。その辺りが理解できてくれば、このアニメもすっごい面白く感じるようになるかも。

 そういえば「機動武闘伝Gガンダム」も最初はガンダム同士の殴り合いとかが「何それ?!」とか拒否反応が出て全然受け付けられなくて、面白さが解りだしたのは第二クールからだったからなぁ。もしかすると「タクト」も「Gガンダム」みたく、終盤は熱狂していたりして。