感想:映画「G.I.ジョー」(2009年:米)


 2010年12/29(水)にWOWOWで放送した映画。字幕。


■概要

 お子様向け正義と悪のバトル映画。1980年代の子供向け同名アニメが元ネタみたい。


■あらすじ

 NATOが開発した新兵器「ナノマイト弾頭」の輸送中、謎の組織が襲撃してくるが、特殊部隊「G.I.ジョー」の介入で弾頭は守られる。そしてナノマイト弾頭を巡って G.I.ジョーと謎の組織の死闘が開始された。


■感想

 うーんと、これは多分1980年代に放送していたアニメの実写映画版なのかな(見てなかったので良く知らない)。味方の側はパワードスーツを着込んで街中を失踪したり、黒ずくめ&一切無言のニンジャが出てきたり、敵側に見るからに悪そうな科学者が出てきたり、ドリル戦車が出てきたり、とハチャメチャかつ痛快な、概ね12歳まで向けのアクション映画です。アクションと超兵器と特殊効果山盛りで、結構楽しかったのですが・・・

 しかしほぼ2時間というのは長すぎですな。途中でちょっと疲れました。あと、結末がかなりふざけるな的というか、「パート2」が前提となっているラストというのはちょっと許しがたい物が・・・、「あれ? さっきのあの設定はどうするの?」と思ってハラハラしていたら、ラストで思いっきり次回(?)にひいたのでムッとしましたわ。これは無い。

 悪の組織の忍者「ストームシャドー」役でイ・ビョンホンが出てきますが、存在感が凄いんだ。常に白のスーツをビシッと着ているし、マスクをかぶってもやはり白だし、日本刀とか手裏剣とかガシガシ使いこなして、正義の忍者スネークアイズとの因縁対決をするし、と、悪の親玉よりよほど見せ場がありました。

 ちなみに、アニメ版の名物キャラで甲高い声で喋る「コブラコマンダー」は出てきませんでした・・・、いやーん、「コ〜ブラ〜!」とか言って欲しかったのに。

 ということで、ラストが続編制作前提のあざとい引きというところに「舐めるな!」とは思いましたが、そこを除けば結構楽しい映画でした。大昔のアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」をちょっと思い出したかな。まあ悪くは無いと思います。


★追記(2011年1月1日 22:00)

 え゛、あそこで出てきたあいつがコブラコマンダーだと? あんなコブラコマンダーがあるかぁ。