感想:アニメ(新番組)「BLADE(ブレイド)」第1話「その男、ブレイド」


 アニメ「BLADE(ブレイド)」(全12話)の感想です。

■マーベル作品アニメ化第4弾『BLADE』特設サイト ANIMAX
http://www.animax.co.jp/marvelanime/blade/

 CS放送・アニマックスでの視聴です。


■概要

 アニマックス&マッドハウスによるマーベル・コミックス系アメコミのアニメ化シリーズ(4部作)の第4弾。


■キャスト
ブレイド 大塚明夫
マコト 坂本真綾
ディーコン・フロスト 磯部勉
ノア・ヴァン・ヘルシング 阪脩

第1話 『Episode 1 その男、ブレイド


■あらすじ

 ヴァンパイア・ハンター「エリック・ブルックス」(声:大塚明夫)は、誕生直前に妊娠していた母親がヴァンパイアに噛まれたため、人間と吸血鬼のハーフとして生まれ、超人的な戦闘力を持ち、太陽の下でも活動できる「デイ・ウォーカー」だった。ヴァンパイアたちはエリックの事を「ブレイド」と呼んで恐れていた。

 日本・横浜。ブレイドは母の敵の「四本牙のヴァンパイア」を追って、ヴァンパイアたちが人間を誘い込むためのディスコにたどり着く。そこは謎の組織「エグジステンス」の拠点の一つだった。時を同じくして、日本人ヴァンパイア・ハンター・マコト(声:坂本真綾)とその父もディスコに殴りこんでいた。そこに組織のボス「ディーコン・フロスト」(声:磯部勉)が現われ、マコトの父を噛んでヴァンパイアにしてしまう。プレイドはマコトの父を殺し、フロストを追うが一蹴され、その部下に血を採取されてしまう。


■感想

 あれぇ。まるで期待していなかったのに、わりと面白いぞ。まあ、お話は超典型的な魔物退治モノで、アメコミヒーロー物という要素はまるで感じませんが、ジャパニメーションでよく見るタイプで、日本人スタッフも慣れていると思うので、まあ安心の味わいではあります。マッドハウスならこの手の話はお手の物、という感じかなぁ。

 主人公がハゲ親父という事で全くノレませんが、声はおなじみ大塚明夫氏なので声だけはカッコイイ。ハリウッド版みたいに、親父じゃなくてもうちょっと見た目も良いキャラでも良かったのではないかしら。

 ヒロイン・マコト役は坂本真綾さん。しかしなぁ・・・、「オヤジィ、しっかりしろぉ」とか「コノヤロー」とか荒々しい台詞が全くあっていないです・・・、何故この人をこんなバイオレンスヒロインの声に呼んできたんだろう。声優としてのキャリアは十分ですが、声の質と言うかそういうのが求められているものと全く合ってないと思うんですよ。これは慣れるまで時間がかかりそう・・・、そもそも全然かわいくないしな。

 まあ、とりあえず、そこそこは面白そうです。ちょっと安心した。