●なぜ『エースの系譜』は売れなかったのか - 脳髄にアイスピック
http://d.hatena.ne.jp/Lobotomy/20110813/p1＞『エースの系譜』とだけ聞いて、「何じゃそりゃ？」と思った人も少なくないであろう。一応説明しておくと『エースの系譜』とは『もしドラ』の爆発的ヒットで有名なハックル氏による二作目の小説である。
＞「なぜ『もしドラ』を高く評価している2,699,840人の読者は『エースの系譜』を買っていないのか？」
という事を、けなしというよりお笑いタッチで軽妙に解説しております。文章を読んでいるだけで楽しいですよ。ここなんか私には大ウケ。
＞たとえば『空手バカ一代』というタイトルを見れば、「バカが空手をする一代記なんだろうなあ」とわかるだろうし、『巨人の星』というタイトルを見れば、「ジェイムズ・P・ホーガンの『巨人たちの星』のパロディなんだろうなあ」と察することができるのである。
ホーガンを知らないと「ハァ？」でしょうけど。
私なりの答えとしては『もしドラを読んだ後、同作者の「ドラッカー解説本」とかではなく「純粋な小説」を読みたい！と思う人がいるのか』ですよね。あれは小説ではなく「超簡単ドラッカー解説本」としてウケたと思っているから。あの超薄っぺらいストーリーパートでどれだけの人が心を打たれたかですな。本の企画としては素晴らしかったと思うけど。
