感想:成年漫画誌「コミック天魔(テンマ/TENMA)2011年9月号」


 発売日:2011年8月13日(毎月13日発売)

茜新社
http://www.akaneshinsha.co.jp/online/home/

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表紙=うるし原智志

止田卓史/「僕ん家のオナホメイドさん

 カラー16ページ。若くて大金持ちらしいメガネ君が、メイドさんを呼びつけて「あー、良いオナホールメイドだぁ」とか言いながらエロイ事をします。16ページみっちりエロシーンだけ。たいしたもんです。


Jun/「災い転じて猫となる」

 夏コミにむけて原稿をPCで必死で描いていたら、先輩がうっかり転んでPCを吹っ飛ばしてしまい、原稿ごとデータが昇天してしまいました。先輩はお詫びに「漫画の代わりになる(?)」と言ってくれましたが、その漫画というのは「ネコミミ娘が捕まって陵辱される」的なエロマンガで・・・

 天魔らしいもういっちょ一般受けしない絵柄ですが、2ページ目のヒロインだけはおっと思わせる可愛さでした。天魔お得意の酷い系ではなく、お詫びのために尽くします、みたいなイイ話系になってます。読後感良し。エロ度も高し。


柚木N'/「姉恋」

 連載最終回。今までお姉ちゃんたちにかまってもらってばかりだった主人公が、今回はお返ししてあげる事にしました。

 相変わらず他の漫画家とは一線を隔す画力と手堅いストーリー。しかし今回はエッチなシーンは色々ありますが、そんなにいやらしくもなかったです。


草原空貴/「水着売り場の秘密」

 カラー8ページ。水着売り場に来た恋人が、着替えスペースでエロイ事をするというそのままの漫画。この人天魔でしか仕事をしていないように見えますが、そのわりに息が長いね・・・、


憧明良/「WARNING WORKING」

 いいところのお嬢様がこっそりファミレスでバイトをしていたら、お客様の服に料理をこぼしてしまいました。

 お話がどうこうというより絵柄が衝撃的です。ワニマガジンで描いているホムンクルス氏が参戦したのかと思いました。女の子の顔の描き方が激似です。売れ線の絵柄に変えてきたんでしょうか。お話はいつも通りあっさりしたものでしたが。



安藤裕行/「黒女豹」

 とにかくムチムチのヒロイン(立場が良く解らないけど)が土地の開発のため、有力議員を体で堕としていく話。

 はい、いつもの安藤裕行節が全開の激エロ漫画。ビッチな感じで、性格強気、体形パワフル、な女性が男をガンガン責め立てて、液と淫語がやたらと飛び交う、いつものタイプのお話です。毎回描いている事は何も代わらないのですが、この迫力で押し捲るスタイルは満足させてくれますね。いつ飽きるか不安ですが・・・

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 まあそれなりに読むところがあってそこそこ満足です。

 あと、祭丘ヒデユキ氏は頭がおかしいんじゃないかと真剣に思う。エロどころかもうギャグにもなってないんですけど・・・、というか気持悪い。