雑談:箱庭系ゲームってなんだろう


 とあるボードゲームのレビュー(ぶっちゃけ「アグリコラ」ですが)で「このゲームは箱庭系です」と書いてあったので「箱庭系」の意味を調べようとしたら…、意味が複数あるらしくよく解らない。

 どうやら、一つは「シムシティ」とかあれみたく、ベースとなるミニ世界があってそこで何かをチマチマ成長させていく、という物のよう。もう一つは「Grand Theft Auto」みたく、広大な架空世界がドーンと確立されていて、そのなかでプレイヤーが好き勝手にふるまえるもの、というものの模様。

 みんなこの状況にむずがゆいというか、イライラするものを感じないのかしらん。軽く2chのスレッドを見ると「お勧め箱庭ゲームを教えてください」という質問に、シムシティやらシムアースやらA列車やらと、Grand Theft AutoやらRED DEAD REDEMPTIONやらが均等に紹介されていて、質問者がどっちを求めていたにしろ、半分は明らかに見当違いでしか無い訳で…、悲喜劇的な状況の様な気もする。


★追記(2012/02/09 23:30)

 どうやら外国ではシムシティ系=ミニスケープ、GTA系=オープンワールド、と区別されているようです。「箱庭」でごたまぜになっているのは日本固有の混乱らしい。

●ミニスケープ
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%97
>ミニスケープ(英:miniscape)とは、コンピュータゲームにおけるジャンルの1つ。日本では一般にシミュレーションゲームの一種として扱われるが、欧米では独立ジャンルとして扱われている。英語ではconstruction and management simulation (CMS)とも呼ばれ、日本では一般的に箱庭ゲームと呼ばれている。1989年にPC用ゲームとして発売されたシムシティがジャンルの祖と思われる。

オープンワールド
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89
オープンワールド (open world) とは、英語におけるコンピュータゲーム用語で、舞台となる広大な世界を自由に動き回って探索・攻略できるように設計されたレベルデザインを指す言葉である。

>この概念が日本に持ち込まれた際、テレビゲーム雑誌では、3Dで構築された風景やゲームプレイを意味する語として「箱庭」と訳されたが、既に「ミニスケープゲーム」の別称としても「箱庭ゲーム」が用いられていたため、重複による混乱が生じている。