雑談:日本でウォーゲームが衰退しだしたのは何時だったのか


 昔のシミュレイター誌を読んだりして、1980年代のウォーゲームの状況に思いを馳せたりしたのですが、ウォーゲームが衰退しだしたのは何時頃だったのでしょうかねぇ。

 やっぱり1987年が境目だったのでしょうか。タクテクスがTRPGとウォーゲームとに完全分割された年です。分割してまず最初のTRPG特集号はめっちゃ面白くて、「うわー、凄い、これからはTRPGが来るな」という雰囲気が充満していましたが、その次のウォーゲーム特集号の恐ろしいつまらなさと来たら・・・、それまでの柔らかい空気を廃したガチガチのとっつきにくい内容で、なんか嫌な空気を感じたものでした。

 そして、HJは1988年にはマルチゲームのミニブーム(上海トレーダーとか)、1989年には翔企画と手を組んでのカードゲームブーム、で、もうウォーゲームの事は忘れたよ、みたいな商品展開の末に、1990年にタクテクス第一の休刊・・・、まあこの年にははっきり「もうウォーゲームは見捨てられた」という事を認識しましたね。

 他社でも1988年に翔企画がSSシリーズの展開を始めていましたから、この頃からもう多分業界は曇り空だったんでしょうね。

 タクテクスの創刊から第一次の休刊までがもう青春ど真ん中だったので、この頃を思い起こすとなんかもう郷愁というかそういう気持で胸が締め付けられそうです。