感想:NHK番組「クローズアップ現代」『リッチをねらえ〜富裕層ビジネス最前線〜』(2012年9月12日放送)

●リッチをねらえ - NHK クローズアップ現代
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3246.html

リッチをねらえ〜富裕層ビジネス最前線〜

>今 “富裕層”をターゲットにしたビジネスに続々と企業が参入している。今年5月、JR九州は3泊4日で一人50万を超える超豪華寝台列車を来年秋に走らせると発表、博多大丸では頭から足の先まで、専門の担当が付きっきりで揃えてくれるエクセレントルームを始めて、大人気だ。

>実は、日本はアメリカに次いで世界で2番目に富裕層が多い金持ち大国(投資可能資産が約8000万円を超える人は182万人)。新興国相手の安売り競争に疲弊した企業は、富裕層向けの高付加価値で高価格商品に活路を見いだそうとしている。

>しかし、富裕層ビジネスは簡単ではない。富裕層はものの価値にうるさく、実は倹約家であることが多い。一方、日本の企業は長らく大衆ビジネス専門で富裕層ビジネスのノウハウが無い。活況を呈す“富裕層”ビジネスの最前線を取材、その背景と課題を探る。


■内容

 金持ち専用サービスが今大儲け状態。

(1)デパートのサービス。大金持ち&忙しくて買物に来れない人向け。客から「(ブランド名)の服とそれに合う靴とか帽子とか見繕っておいて」と注文を受けると、専門の社員が注文をもとにコーディネートして十数パターン揃えておく。後日客が来たときにそれらを見せてごっそり買って貰う。


(2)JR九州の豪華列車。定員30人。3泊4日で九州の名所巡り。価格55万円。


(3)デパートがブランド物をごっそり積み込んだバスを地方に送り込む。その土地の富裕層がバカスカ買ってくれる。


(4)温泉ツアー。バスは10席しかない超豪華ファーストクラス仕様。15万円でも予約で一杯。


 対象は小金持ち世代。既に子育ても終わり財産もあるので、普段は無駄使いしないが、楽しみのためにはドーンと使う層がいる。



■感想

 ネット界隈では、企業が「新製品が売れない、若者のXX離れ」とかぐちると、すかさず「オレたちは給料が安いから買えないんだよ! 買って欲しければ給料上げろ!」的な揶揄が飛び出していたものでした。

 そして企業側もついに学習した様で、「ああ、そうだよな。お前らみたいな下層にモノを売れないことが解ったわwww 今後はオレたちは金持ちだけ相手にして儲けるから、お前らはせいぜい底辺で吠えてろwww」という路線に切り替えたようです…、もうおれたちは客じゃない…、なんかこの先に人生に絶望したくなるような内容でした…