感想:アニメ「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」第12話(最終回)「あいだね」


 アニメ「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」(全12話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■TVアニメ「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」公式サイト
http://oniai.com/

■原作小説サイト 『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 公式サイト』
http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/oniai/

 CS放送・AT-Xでの視聴です。

第12話(最終回) あいだね


■あらすじ

★サブタイトルは『愛はあるけど妹だから問題あるよねっ』の略。


・OP曲の前+Aパート

 前回からの続き。まず、ノーパンで屋外でうろうろしているアナによる、秋人との出会いの回想。そのあと、全員で寮まで戻ってくるものの、人魂っぽい光が周囲をさまよっているのをきっちり目撃してしまい、女性陣が全員秋人の部屋に集まって一夜を過ごすのでした。


・Bパート

 ある夜、秋人の部屋に秋子が和服の正装で訪ねてきて、今までのことについてしおらしく感謝の言葉を述べる。しかし良い雰囲気になったところで、秋子は秋人にお代官プレイ(帯を持って、良いではないかと迫る)を要求し、秋人にあっさり追い出される。実は秋人と秋子は血のつながらない他人だったが、秋人はそれを隠し通すつもりでいた。おしまい。


■感想

 ということで最終回です。メインヒロイン担当の声優は中学生だというのにむっちゃ上手かった。またハイテンションな妹とか変なキャラたちによる掛け合い漫才はまずまず期待通りの面白さでした。


 しかし、つまるところ、「一般人の兄が変な妹に振り回される」とただそれだけのお話なので、「薄い…」という印象は否定しようが有りませんでした。放送序盤の「30分で3話構成」の頃は、ショートコメディを次々ぶつけてきたので凄く面白かったのですが、途中から「30分で1話」構成になると、見終わった後に「ふう…、内容がないよぅ」とつぶやきたくなる事が何度も…、まあ、原作もこんなもんだという気もしますので、仕方ないことではあったのか。


 あと、アニメはあんまり原作の構成に沿った放送順ではないようで、いきなり生徒会のみんなが寮に暮らしていて、それについての説明が無かったし、あとギンギンとかアナの過去話ももっと後に有ったらしいし、と、今出ている原作本を手当たり次第に食い散らかしてアニメに仕上げた感じ。これもまた原作の内容が薄いから、発売順にアニメにしたのでは間が持たなかったのか。


 とまあ色々有りましたが「うっひょー凄い傑作〜」と小躍りするほどではなかったにせよ、面白いコメディアニメとしてそれなりには楽しめたので、まあよしといたします。