感想:アニメ「僕は友達が少ないNEXT」第12話(最終回)「僕は友達が……」


 アニメ「僕は友達が少ないNEXT」(全12話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

僕は友達が少ない 公式ホームページ|TBSテレビ
http://www.tbs.co.jp/anime/haganai/

■アニメ第一期
http://www.tbs.co.jp/anime/haganai/1st/index-j.html

■原作小説サイト
http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/rinjinbu/subtop.html

 BSデジタル放送BS-TBSでの視聴です。

第12話(最終回) 僕は友達が……


■あらすじ

 ある日、小鷹は生徒会の遊佐葵が荷物運びをしているのを見かけて手伝ってやった。小鷹は先日星奈から告白されたため、隣人部の部室に顔を出すのをためらっており、「生徒会の手伝いが有るから隣人部に行けない」と自分に言い訳をする。そのあと、小鷹は生徒会長の日高日向と顔を合わせ、日向から生徒会入りを打診される。小鷹はさすがにそれは断るが、以後生徒会の雑用を引き受けるようになり、隣人部とはすっかり疎遠になる。

 一週間後、小鷹は幸村から声をかけられ、隣人部の現状を知らされる。あの告白の後、部室に顔を出しているのは星奈と幸村だけで、夜空や理科は顔も見せなくなっているという。小鷹は自分は幸村に慕われるような立派な「男」ではないと卑下するが、その姿に幸村は却ってキュンキュン来てしまう。

 直後、小鷹は理科から屋上に呼び出され、隣人部から逃げ出した事を責められた挙句しめると宣言される。理科は、小鷹が自分たちの気持ちを知りながら、隣人部という場を維持するために、ひたすらそれに気がつかないふりをしていることに心底腹を立てていた。結局、二人は本音をぶつけ合ったことで和解し、真の友人となった。直後、小鷹は隣人部の部室に向かい星奈に会うが、その瞬間、部員全員に夜空から「旅に出るので探さないでください」というメールが届く。(とりあえず終わり)。



■感想

 真面目(というか時代錯誤)キャラの幸村が、ここに来てついに「押し倒して、やおい穴に入れたい」とか言い出したのに吹いた。

 さてさて、この終わり方ですが…、アニメしか知らないなら、「おいおい……」と呆然としてしまうオチですが、最新の原作の状況を僅かに聞き及んでいるので「ああ、ここでついに原作小説に追いついちゃったんだね」と合点が行きました。

 こういう原作ストック切れの場合に、「アニメオリジナルの結末にしてとりあえずカタをつける」か「あえて、原作通りの投げっぱなしにする」か、は議論の分かれるところだと思いますが、私はまあこれで良いんじゃないかなぁと思っています。一応理科との和解というクライマックスはありましたし、今後またアニメの続編を作れるかもしれないという希望もつなげますし。



■総括

 1〜3月アニメで最高の評価です。キャラデザが第一期とえらく雰囲気が変わって最初面食らいましたが、2話目以降はもう慣れましたし、ストーリー面ではコメディと恋愛話の絶妙な配合が趣味にあいまくりでした。特に第一期ではただのお騒がせ系腐女子キャラだった理科が、今期は恋愛要素をぐいぐい押し出して来たのがまたイイ感じでねぇ。ラストはついに小鷹と一対一のバトルに持ち込むまでにキャラを強めてきて「ヨシッ!」てなもんでした。

 ということで、ラストが投げっ放しということを含めても、めっちゃ高評価。5点評価で5点満点です。面白いアニメをありがとうございました。