感想:映画「テルマエ・ロマエ」(2012年:日)(2013年4月20日(土)放送)


 フジテレビ系地上波放送での視聴です(放送:2013年4月20日(土) 21:00〜23:25)。
(※以下、結末まで書いてありますのでご注意ください)

土曜プレミアム - フジテレビ
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/premium/index.html#onair

>原作・ヤマザキマリの痛快お風呂ギャグマンガ阿部寛主演で実写映画化したファンタジー・コメディー。
古代ローマ帝国。浴場設計技師のルシウス(阿部寛)は生真面目な性格が時代の変化に合わず、職場をクビになってしまう。気分転換にと友人に誘われ、公衆浴場(テルマエ)にやってきたルシウス。突然そこで溺れてしまった彼は、なぜか現代日本の銭湯にタイムスリップする。漫画家志望の山越真実(上戸彩)ら、見たこともない平たい顔ばかりを前に途方に暮れるルシウスは、ローマよりも遥かに進んだ風呂文化を目の当たりにして愕然。やがて古代ローマに戻ったルシウスは、平たい顔族(日本人)の風呂文化を取り入れた浴場を設計し大評判となる。その評判を聞きつけた時の皇帝ハドリアヌス市村正親)は、自分の後継者にと考えているケイオニウス(北村一輝)のために、ルシウスに大浴場を作るよう命じる。次第に、ルシウス、そして山越真実までもがローマ帝国の運命に深く関わっていくことに…。


■概要

 同名漫画(原作:ヤマザキマリ)の設定を使って、途中からオリジナル展開にした映画。興行収入は58億円、ただし原作者に払ったのは100万円ぽっちで、無料で宣伝に駆り出されたりして時間をつぶされたりして作者の儲けはほぼ無かったとかいうヒドイ話でも有名(?)。



■あらすじ

 紀元二世紀。ローマ帝国の建設技師ルシウス・モデストゥスは、新しい風呂のアイデアを求めているとき、突然21世紀の日本の風呂にタイムスリップ。以後度々現代日本に現われ、風呂の技術を帝国に持ち帰って有名になり、やがて皇帝ハドリアヌスに重用されることになった。

 ルシウスはあるとき日本人の漫画家志望の真実をローマに連れてきてしまうが、彼女から歴史が変わりつつあり、このままではハドリアヌスは死後業績を抹消されることになると知る。ルシウスは北方戦線で蛮族との戦いに苦戦しているハドリアヌス達のために戦地に温泉を作ることにした。温泉は完成し、兵士は温泉の力で回復し戦いに勝利した。

 真実は現代に帰り、体験を「テルマエ・ロマエ」という漫画にして持込をかけていた。で、街を歩いている最中、またルシウスと出会ったところで終わり。



■感想

 「原作漫画の映画化」ではなく、「原作漫画をネタ元にして映画を作ってみました」という感じ。まあ別に原作に忠実じゃないとダメとかこだわってないので、こういう風に料理して二時間映画にしたかぁ、と感心いたしました。まあ日本の映画にしては面白いほうじゃ無かったかと思います。でも作者にはお金払ってあげましょうよ。