雑談:引用:何故漫画オタ・アニオタが実写化作品を嫌うのか教えてあげよう


 先日、テレビアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(通称「あの花」)の実写ドラマ化が発表され、それを契機に「漫画とかアニメの実写化で成功したものは無い!」「いやいや、○○という作品は成功だろう」etcとネットで熱い論争が交わされているご様子。


 さて、そんなある日、(どちからかというと)「肯定派」の人の意見が目に留まったのですが……

●「実写化アレルギー」な人達のある認識の強さに心底驚いた話 - YU@Kの不定期村
http://blog.goo.ne.jp/yukks453145/e/12c53eb36e22d759b5eca71ba51e9431

>私は原作の要素から足したり引いたりしていても、出来上がったものが映像作品として面白ければ自分の中で「実写化成功」だと思うし、更に、要素を組み替えた上で原作の美味しい部分や持ち味を更に活かしたものであれば、両手を叩いて喜ぶだろう。


>そりゃクソな実写化は好きに叩いてくれ。煮ろうが焼こうが好きにしてくれ。だが、最近は当たり前のように「成功した実写化」が挙がるくらいに、良い作品も出てきている。数が増えてきている。だからこそ、「実写化」という三文字だけで怒り狂うのはちょっと気が短すぎるよ、と。


 うーん、この人は重度の漫画オタ・アニオタの気持ちがまるで解ってないのだなぁと思った。まあ、こんな風に考えているのは私だけかもしれないので、以下「ごく個人的な意見として」開陳してみます。


 私はアニメ漫画大好きオタですが、好きな作品というのは「話と絵とがセットで好き」なんですよ。そしてオタゆえに、「漫画・アニメキャラ > 現実の俳優」という感覚なのです。現実のアイドルの写真集よりゲームの原画集とかの方を喜ぶタイプ。


 つまり、実写化というのは、『あの好きな漫画・アニメのキャラクターたちが、それより劣化した人間の俳優ごときに置き換えられてしまう』ということを意味します。それはオタにとっては原作を汚す許しがたい冒涜行為なのです。だからこそ実写にブーイングを飛ばすのです。


 「実写版も、原作の要素を生かして、三次元映画・ドラマとして良い出来だから評価しろ」とかいうのは、もうそれはオタにとってはどうでも良い、無関係な話なんですよ。実写としての出来云々ではなく、「あの絵を削除して、人間に演じさせてしまった」という時点でアウトなのですから。


 それを、上から目線で「心が狭い」とか非難するのは勝手ですが、好き嫌いは理屈を超えたところにあるものですしねぇ。「嫌いなのは理屈として間違っている、おかしい!!」とか言われても、「嫌いな物は嫌いだ」としか言いようが無いわけで。


★おまけ

 私、別に原作漫画/アニメに思い入れが無ければ、実写化しようが文句はありませんよ。例えば「アイアンマン」とか漫画原作はまるで知らないから、「実写映画として面白いじゃん」と無邪気に喜んでましたし。