感想:NHK番組「人類 未知なる宇宙に挑む」(2014年8月7日(木)放送)

 NHK番組「人類 未知なる宇宙に挑む」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

NHK for School:NHK | 番組紹介 | 人類 未知なる宇宙に挑む (8/7ほか)
http://www.nhk.or.jp/school-blog/300/194141.html

 NHK BSプレミアムでの視聴です(放送日:2014年8月7日(木) 22:00〜23:00)。

概要

2013年に放送し好評を博した「阿部寛の宇宙への挑戦」。そのエッセンスを凝縮した59分サイズの特別版が、人類 未知なる宇宙に挑む として再登場します!案内役はもちろん阿部寛さん。今回はナレーターとして、人類の挑戦の歴史をお届けします。


およそ半世紀前の1961年、ソ連ユーリ・ガガーリンが人類初の宇宙飛行を成し遂げました。同時期に開発を進めていながら先を越されてしまったアメリカが、新たな目標として掲げたのが月面着陸でした。国家の威信をかけた一大プロジェクト「アポロ計画」が動き出したのです。


実はアポロ計画には、人類を月へ送るという目的のほかに、もう一つ重要な課題がありました。それは打ち上げから月面着陸までの一部始終を映像に収め、全世界に配信するということ。前代未聞の挑戦でした。


月に持っていくカメラはどうするのか?月へ降り立つ瞬間を、だれがどうやって撮影するのか?「月面からの生中継」に隠されたドラマに迫ります。


その他、宇宙での長期滞在を可能にした「宇宙ステーション」、地球外生命の痕跡を求めた「火星探査」、太陽系の真の姿をとらえた「探査機ボイジャー」などの5つの物語から、人類がたどった苦難と栄光の歴史に迫ります。 

 2013年8月17日(土)に放送した2時間番組「阿部寛の宇宙への挑戦」(http://www.nhk.or.jp/space/info/challenge.html)の再編集バージョン。元番組では阿部寛氏がナビゲーターとして顔出しで登場していましたが、そのシーンをカットし、代わりにナレーターとして参加してもらっています。



内容

Mission 1 人類初 宇宙へ

 アメリカはソ連との宇宙開発競争で、人類を宇宙に送る「マーキュリー計画」を進めるが、1961年にソ連スプートニクで先に達成してしまった。



Mission 2 世界が目にした月面着陸

 アメリカはソ連に「初の有人宇宙飛行」で負けたため、ケネディ大統領は1960年代に月に人間を送ると宣言。国家予算の1/4をつぎ込んだアポロ計画推し進めた。アポロ11号では是非月面からテレビ中継したいと考えるが、当時のテレビカメラは100キログラム以上ある上、月から微弱な電波を送って地球で受信することはとてつもなく困難だった。しかしカメラを3キログラム(!)まで軽量化、さらにアメリカ・オーストラリア・スペインのアンテナで電波を受信する体制を整えた。

 NASAとしてはアームストロング船長が月に降り立つ姿を撮影したいが、本人が撮りながらはしごを降りるのは危険すぎて却下。結局着陸船の側面の荷物入れにカメラを仕込んでおき、着陸後ふたを開けてそこから固定で撮影する手を使った。この生中継は6億人が見たという。

 以後、宇宙飛行士たちは、月面でゴルフをしたりガリレオの実験(ハンマーと羽を同時に落とし真空中なら同じように落下するというあれ)を実演したり、と、月環境をアピールした。



Mission 3 宇宙の壁を超えろ!

 宇宙ステーションに長期滞在すると、体力が衰えて地球に帰還後立てなくなったりめまいに襲われたり、という問題が相次いだ。アメリカはスカイラブでは船内で体力トレーニングする事により体力低下を防ぐことに成功。しかし今度は心の問題(長く滞在し続けると同僚がいても孤独感に苛まれるなど)が現れた。しかし、それは窓から地球を見ていると心が安らぐとか解ってきました。

 現在は国際宇宙ステーションISSで飛行士たちが活躍中。



幕間

 「はやぶさ」が地球を飛び立ってから苦労に苦労を重ねて地球に戻ってきて、最後に大気圏で燃え尽きるまでをETのテーマに乗せて感動的に紹介。



Mission 4 火星に生命を求めて

 火星は遠いので探査は当初は次々と失敗。1960年代にアメリカのマリナー探索機が火星のそばを通り過ぎながら初めて表面の撮影に成功したものの、運河は見つからなくてみんなガッカリ。次に1970年代にバイキングでの探査が行なわれるが、生命は見つからず。

 1996年に火星からの来た隕石に微生物の痕跡らしいものが見つかり、再び火星探索ブームが到来した。そしてかつて大量の水があったこと、現在も液体の水もあるらしいことが判明。現在は現在無人探査機「キュリオシティ」が活動中。



Mission 5 未知なる太陽系の果てへ

 1970年代に打ち上げられたヴォイジャー1号・2号は木星以遠の惑星を探索。木星の目が渦巻きである事、土星の環が氷の欠片である事、天王星に環があり地軸が傾いている事、などを次々と発見した。


感想

 内容は既に一年前に「阿部寛の宇宙への挑戦」で見ていまして、(そのときの感想がこちら→ http://d.hatena.ne.jp/Perry-R/20130818/p9)、ですので目新しさというのは全く無いのですが、それでもこの手の宇宙開発テーマというのは凄く興味がそそられるので、やっぱり面白かったですよ。なんだかんだ言ってもNHKは良い番組を作ります。