感想:アニメ「攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE」第10話(最終回)「PYROPHORIC CULT 後編」


 アニメ「攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE」(全10話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■TVシリーズ『攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE
http://kokaku-a.jp/tv/index.html

■映画 攻殻機動隊ARISE -GHOST IN THE SHELL-
http://kokaku-a.jp/arise/index.php

 BS11での視聴です。

第10話(最終回) 『#10 PYROPHORIC CULT 後編』


■あらすじ

 ガルベスは先の飛行機爆破テロで死んでいたことが解り、捕らえた「パイロマニア」が何者なのかは謎のままだった。素子たちはホヅミを米軍に引き渡すため護送を始めるが、脱獄したパイロマニアが米軍の兵器を操って襲撃してくる。素子は電脳空間でパイロマニアと対決し、パイロマニアが人間では無くファイア・スターターに汚染された人間の記憶の集合体的な物であることを知る。素子はパイロマニアを倒して危機を脱する。陰でパイロマニアの脱獄を手伝ったのは501部隊のクルツだった。以上でテレビシリーズは終了。映画「新劇場版」に続く。


■感想

 うん、予想とおりというか、当たり前ですが、映画の前振りだけして、何のオチもつけずに終了してしまいました……、まあ映画二本の橋渡しのための企画ですから、仕方ないですけどね……


■総括

 SFアクション物として出来は一級で、どう間違っても「ひどい」とか「ダメ」とかいう評価にはなりません、なりませんが……、


 しかし、10年前に放送していた

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX日本テレビ
http://www.ntv.co.jp/kokaku-s/sac/


攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG日本テレビ
http://www.ntv.co.jp/kokaku-s/

 という先達に比べると、何か物足りなかった。同じキャラが出てきて、タチコマ的キャラがにぎやかしでキャーキャー言って、首にケーブルを刺して、電脳空間でバトルして、と、やっていることは同じなのに、コクが足りないというか淡白すぎるというか。


 「ああいう濃さはゼロ年代でおしまい、2010年代はもっとスマートに」という話かもしれませんけどねぇ。懐かし補正が入っている可能性もありますが、「S.A.Cシリーズの方が良かったなぁ」という印象が拭いきれませんでした。悪くは無かったのですけど、前作は超えてないというか、比較して「前シリーズの8割程度の面白さ」という評価ですかね。