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放送 テレビ朝日系(毎週日曜 8:00~8:30)。
【※以下ネタバレ】
第50話(最終回) 『最終話(特別編) 未来!繋がる想い!』 (2016年9月25日(日)放送)
あらすじ
戦いが終わり、生き返ったタケルは高校に復学した。アランは眼魔世界の再興を決心し、マコトもそれに協力するつもりだった。またジャベルは生きる意味を求め、大天空寺で修行を始める。そんな中、突然ゲートが開きアユムという少年が出現するが、謎のライダー(エグゼイド)がアユムを襲い、スペクター・ネクロムと一戦交えて退散する。アユムは何故かタケルの名前を知っていたが、「未来に希望は無い」という醒めた言葉を繰り返す。
アラン、マコト、カノンは眼魔世界の建て直しのため旅立った。直後、また謎のライダーがアユムを襲ってきたため、タケルはゴーストとなって謎のライダーと戦うが、どうやら先に襲ってきた相手ではないらしいと解る。さらにそこにもう一人のライダーが現われ、アユムから何かを奪っていった。さらに謎の怪人軍団が現われたので、ゴーストとエグゼイドは協力して怪人たちを倒す。アユムはタケルの「思いが未来を変える」という言葉に納得して消えた。最後はタケルが画面に向かって「キミが想いを繋げ」とかなんとか言っておしまい。
脚本:福田卓郎
監督:金田治(ジャパンアクションエンタープライズ)
感想
こういう次のライダーとのハイブリッド話で最終回にするのって、すっきり終わった気がしないからやめて欲しいよなぁ。まあ、アランたちが眼魔世界再興に旅立ったり、ジャベルが修行を始めたり、最終回らしい要素もあったので、エグゼイドと絡めたのが心底余分に思えました。
総括
評価は△(もっと頑張りましょう)。
ゴースト(おばけ)をテーマにした異色の仮面ライダーで、ライダーが歴史上の偉人/英雄/有名人たちの力を借りて戦う、という設定に多少そそるものがあったのですが、結果から言えば全然ノレまれんでした。一応最終回まで見ましたが、各回の感想を書くのは1クール目辺りでやる気をなくしたくらいつまらなかったです。
主人公・天空寺タケルは、10年前に死んだ父親の後を継ぐためゴーストハンターを目指していたが、未だにゴーストを見ることが出来ず、もうやる気をなくして修行をさぼり気味だった。そんなある日、タケルはゴースト怪人「眼魔(ガンマ)」に出会い、殺されてしまう。ところがタケルは死後の世界で「仙人」と名乗る男と出会い、英雄の眼魂(アイコン)を15個集めれば生き返ることが出来ると教えられる。仙人に現世に送り返されたタケルは、父親から受け継いだ眼魂を使って「仮面ライダーゴースト」に変身し、眼魔たちと戦いを繰り広げる。
メインライターの福田卓郎氏は、過去に「トリック」をはじめとして、一般向けの映画・ドラマ・芝居を数多く手がけたベテランでしたが、少なくともこのゴーストに関して言えば外してました。序盤は、眼魔、英雄の眼魂集め、謎のモノリス、幼なじみマコトとの対立、etcの設定は最初は面白かったのですが、1クール目終盤辺りで一息ついて以降は、毎回謎めいたことをウダウダ言っているだけで、話がどっちに進んでいるのかまるっきり見えず、先への興味が全く持てない状態に成り果ててしまいました。
結局、
・英雄の眼魂が登場する意味が(ライダーの変身のバターンを増やすという以外に)見出せず集める理由も存在の意味も解らなかった
・グレートアイとはなんなのか不明だった
・力の根源とはなんだったのか不明だった
・眼魔世界とはなんなのか解答が無かった
・アドニスたちが眼魔世界にどうやってたどり着いたのか不明だった
・眼魔世界の国民が棺の中でチリになるあの光景の意味がさっぱり解らなかった
・仙人/イーディス長官がタケルに何をさせたかったのか良く解らなかった
等々よくわからないことだらけ。さらに第4クールに突入しても、さっぱり話にスパートが掛からず、延々と「アデルの「私が世界だ」発言」、「倒しても倒しても帰ってきてまるで埒が明かないガンマイザーたちとの戦い」、「意味の解らない偽マコトの出没」、その他がグダグダと続くだけで、もうなんでこんな番組を見続けているのだろうかと自問自答せざるを得ない内容の連発。
最後はなんとなくそれっぽいオチがつきましたが、正直言って全く面白くなかったなぁ。私の評価では「ハズレ」でしたね。まあ、ヒロインのアカリが好感度MAXのヒロインだったのでそれだけは良かったなぁと思います。