感想:アニメ「アトム ザ・ビギニング」第12話(最終回)「ビギニング」

アトム ザ・ビギニング1(ヒーローズコミックス)

TVアニメ「アトム ザ・ビギニング」公式サイト http://atom-tb.com/
放送 NHK総合。全12話。

【※以下ネタバレ】
 

第12話(最終回) ビギニング (2017年7月8日(土)放送)

 

あらすじ

 A106(エーテンシックス)は、ロボレス大会に優勝したものの大破してしまっていた。博志はすぐにA106の修理をしようとするが、午太郎はより発展したA107の開発を主張、博志もその話に魅了されA106の修理を後回しにして、A107の開発に没頭する。

 そして、ようやく余裕が出来た博志と午太郎がA106を完全修理して、蘭が泣いて喜んで、茂斗子が「シックス君おかえり」といって、おしまい。

脚本:藤咲淳一 絵コンテ:佐藤竜雄 演出:松川朋弘 総作画監督吉松孝博 作画監督:Park Dae Yeal、服部益実、松岡謙治


感想

 おい、終わってないぞ(怒) A106とマルスとの因縁はどうなったのか、ドクターロロって結局何者だったのか、とか、全部ぶん投げておしまいって……、無責任投げっぱなしラストかよ。

総括

 評価は○(そこそこ面白かった)。

 まあ、鉄腕アトムとの関係を一切頭から追い出して、単なるSFアニメだと思えばそこそこは行けました。


 大災害から5年後。日本は復興のためロボットを大々的に活用するようになっていた。練馬大学の大学院生・お茶の水博志と天馬午太郎は自分たちが開発した人工知能「ベヴストザイン」により、ロボットに「心」を持たせる研究を進めていた。そして彼らの最新の成果であるロボットA106(エーテンシックス)はベヴストザインを搭載していたが……


 カツハラテツローの漫画は絵も話も全然好みではないので、アニメも期待していなかったのですが、予想に反してわりと面白かった。まあ、はっきり言って「鉄腕アトム」の前史とかいう要素はほぼゼロというかでアトムのスピンオフ作品とか考えると拍子抜けですが、「アトムと全然関係のないSFロボットアニメ」と捉えればまあまあだったかなと。あと、あやねる演じる蘭もそこそこかわいかったし。


 しかしロボレスの激闘で盛り上げた後の、最終回の終わってないぶりはちょっといただけませんでしたなぁ。
 

アトム ザ・ビギニング


のちに鉄腕アトムを作り上げることになる天才科学者・天馬午太郎と、お茶の水博志。若き日の2人は、大学の同じ研究室で理想のロボット開発を目指す研究生だった。午太郎の目指すロボットは、人間を超越した生命体、神。博志の目指すロボットは、人間と対等な存在、友達。2人の友情と対立、そして彼らの開発した驚異的新型AI(人工知能)“ベヴストザイン”を搭載した人型ロボットの活躍と、変容。「ロボットに“こころ”は必要か?」―――AI の進歩によって来るべき世界を描く近未来SF!


制作会社
OLMProduction I.G、シグナルMD


スタッフ情報
【原案】手塚治虫
【プロジェクト企画協力・監修】手塚眞
【コンセプトワークス】ゆうきまさみ
【原作】カサハラテツローアトム ザ・ビギニング」(「月刊ヒーローズ」ヒーローズ刊)
【協力】手塚プロダクション
【総監督】本広克行
【監督】佐藤竜雄
【シリーズ構成】藤咲淳一
【キャラクターデザイン】吉松孝博
【メカデザイン】常木志伸、石本剛啓、宮崎真一
【プロップデザイン】めばち、今橋明日菜、吉田大洋
総作画監督】伊藤秀樹
色彩設計田中美穂
【美術】加藤浩
【3DCG監督】菅野高明
【モニターグラフィックス】青木隆
【特殊効果】村上正博
【撮影監督】佐藤哲
【編集】本田優
【音響監督】岩浪美和
【音楽】朝倉紀行


音楽
【OP】After the Rain「解読不能」
【ED】南條愛乃「光のはじまり」


キャスト
天馬午太郎:中村悠一
お茶の水博志:寺島拓篤
A106:井上雄貴
堤茂理也:櫻井孝宏
堤茂斗子:小松未可子
お茶の水蘭:佐倉綾音
伴俊作:河西健吾
伴健作:飛田展男

 
アトム ザ・ビギニング2(ヒーローズコミックス)