TVアニメ「異世界食堂」公式サイト http://isekai-shokudo.com/
放送 BSジャパン。
【※以下ネタバレ】
七日に一度、その扉は開かれる
オフィス街に程近い商店街の一角、雑居ビルの地下一階にその店はある。
猫の絵が描かれた看板が目印の、創業70年の老舗食堂「洋食のねこや」。
どこにでもありそうなこの洋食屋の扉は、週に一度“特別営業”の土曜日にだけ
「ある世界」とつながる。異世界の様々な場所に現れる扉を通じてやってくる、
生まれも文化も、種族すらもバラバラな「向こうの世界」の客たち。そんな彼らが
分け隔てなく料理に舌鼓を打てる、不思議な“魅力”がここ「異世界食堂」にはある。
この店で生まれる異世界と現代、食堂に集う人々と店主、
そして料理との一期一会を描く、温かい出会いの物語。
第1話 「ビーフシチュー」「モーニング」
あらすじ
・Menu1 ビーフシチュー
レストラン「洋食のねこや」は、何故か週に一度店のドアが異世界へとつながり、人間以外の客も常連として訪れていた。そんな常連の一人で竜の王である「赤の女王」はビーフシチューがお気に入りで、来店するたびに鍋ごと買い取っていた。
ある日の営業の後、店主は店の床に少女が倒れているのを見つける。
・Menu2 モーニング
少女はアレッタという名前で、魔族であることを知られて仕事を失い、野宿生活を送っていた最中に、偶然店に迷い込んでしまったのだという。店主は、とりあえずモーニングを一緒に食べた後、彼女を週一でウェイトレスとして雇うことに決める。
脚本:神保昌登 コンテ:島津裕行 演出:高村雄太
感想
評価は○。
近年は「料理+■■」で、色々意表を突く組み合わせを提供するのが流行りですが、これは料理と異世界ファンタジーをくっつけた不思議アニメです。しかし意外にも話としては、特に破綻もせずに普通に機能しています。壮大なファンタジー世界の様子を描写したりせず、あくまで「変わった客が来るレストランの話」にとどめているので、変な矛盾が出ないようですね。
すでにこの手の異世界+食テーマは、漫画で「異世界居酒屋「のぶ」」という物を読んでいて、アリだとは解っていたので特に驚きはありませんが、普通に料理アニメとして成立していて悪くない感触です。見続けて問題なさそうですね。
一言メモ
男の声優が無駄に豪華。店主が諏訪部順一なのはともかく、タダの通りすがりの客が清川元夢と大塚芳忠と立木文彦って、洋画の収録現場みたいなメンツですわ。
制作会社
SILVER LINK.
スタッフ情報
【原作】犬塚惇平「異世界食堂」(「ヒーロー文庫」主婦の友社刊)
【原作イラスト】エナミカツミ
【監督】神保昌登
【シリーズ構成】神保昌登
【キャラクターデザイン】佐野隆雄、佐野恵一
【プロップデザイン】森木靖泰
【美術監督】片平真司
【色彩設計】水本志保
【撮影監督】佐藤敦
【編集】近藤勇二
【音響監督】土屋雅紀
【音楽】辻林美穂、TOMISIRO
音楽
【OP】Wake Up, May'n!「One In A Billion」
【ED】安野希世乃「ちいさなひとつぶ」
キャスト
店主:諏訪部順一
アレッタ:上坂すみれ
クロ:大西沙織
赤の女王:伊藤静
アルトリウス:清川元夢
タツゴロウ:大塚芳忠
アルフォンス:立木文彦
サラ:安野希世乃
ハインリヒ:杉田智和