TVアニメ「ブギーポップは笑わない」公式サイト http://boogiepop-anime.com/
放送 AT-X(AT-Xが最速放送)
【※以下ネタバレ】
ぼくは自動的なんだよ。名を不気味な泡という――。
エンタテインメントノベルでNo.1シェアを誇るレーベル・電撃文庫に
多大な影響を与えた、今なお色褪せることのない名作として、
絶大な支持を集める人気タイトル「ブギーポップは笑わない」シリーズが、
刊行から20年の節目で待望のTVアニメ化!
TVアニメを手掛けるのは、
2015年に放送され、大ヒットを記録したTVアニメ「ワンパンマン」で、
世界中のアニメユーザーを唸らせた監督・夏目真悟。
そして同作のシリーズ構成と脚本を務めた鈴木智尋に、
圧倒的なクオリティを実現させた
日本屈指のアニメーションスタジオ・マッドハウスが集結し、
世界に危機が迫ったとき、自動的に浮かび上がるヒーロー、
ブギーポップを中心に繰り広げられるアクションファンタジーを
見事に描き切る!
第1話 ブギーポップは笑わない 1 (2019年1月4日(金)放送)(最速放送)
あらすじ
竹田啓司は恋人の宮下藤花にデートをすっぽかされるが、その藤花が黒ずくめの恰好で街にいるのを目撃する。翌日学校で竹田はまた黒ずくめ藤花と出会うが、藤花は自分は藤花ではなく彼女の二重人格のような存在「ブギーポップ(不気味な泡の意味)」と名乗る。
ブギーポップは世界の危機が迫っているため、自動的に表れたと言い、人食いが校内に巣くっていると言い出す。竹田は半信半疑でブギーポップの言葉を聞いていたが、やがでブギーポップは危機は去ったと言って唐突に姿を消した。
第2話 ブギーポップは笑わない 2 (2019年1月4日(金)放送)(最速放送)
あらすじ
末真和子は、命を狙われていると怯える友人・京子と下校途中、同じ学校の生徒の霧間凪が京子を締め上げるシーンに出くわすが、凪は意味不明の事を言ってそのまま立ち去る。和子は京子から、知り合いが麻薬のような物を周囲に配っており、それを受け取った人間が次々と行方知れずになっていると聞かされる。和子は凪の家を訪ね、凪が誰かがやるべきことをやっているだけと言われる。
早乙女正美は謎の男が女子生徒を襲っている現場に出くわすが、その相手に殺されそうになりながら、協力を申し出る。相手は人間を食べてその姿そっくりに変身できる異形の何かで、早乙女は「マンティコア」と呼ぶようになる。マンティコアは女子生徒・百合原美奈子の姿で活動するようになった。マンティコアは早乙女のアイデアで、女子生徒が麻薬にはまった挙句失踪していくように見せかけて生徒を食っていく。
一方紙木城直子は友人の霧間凪に突拍子もない話をする。直子がたまたま知り合った男「エコーズ」は、宇宙から地球人観察のためにやってきたが、地球人に捕まってコピーを作られてしまい、そのコピーは研究所の人間を皆殺しにして逃げたため、後を追っているのだという。直子はエコーズを学校に匿う。
実はマンティコアこそエコーズのコピーだった。マンティコア/美奈子はエコーズの名前を口にした直子を殺す。凪は直子が失踪したことに焦る。
感想
評価は○(ぎりぎり)。
1990年代末期に大ヒットしたラノベが約20年ぶりに再アニメ化。原作もコミックもアニメも未見なのですが、第1話を見て、主人公(?)のブギーポップが何もしないうちに話が終わって「へ?」となり、第2話ではそのブギーポップが全く登場しないまま話が進んでしまうので二度目の「へ?」になりました……、うーん、なんという構成なんだ……
特に二話目の展開がやたら視点というか入れ替わってごちゃごちゃしているのですが、原作もこういう構成なんですかね? アニメによる改悪ではなく?
まあ、精一杯好意的に見れば、第二話はちょっと尖ったNHK少年ドラマシリーズの一作くらいに見えなくも無いので、今切る気は有りませんが……、ちょっと人を選ぶ感は否めない。
あとは何故キャラデザインが緒方剛志絵を一切参考にしてないのか、と……、原作を知らなくても「ブギーポップ=緒方剛志絵」という事は強烈に刷り込まれているので、違和感が物凄いんですが…… こういうのって原作リスペクトが感じられなくて凄く印象悪いですよ……? なんか無視するに値するスタッフとの確執でも有るんですかね?
正直どう評価していいのかよく解らないのですが、もうちょっと見てみることにします。
おまけ
第一話で竹田君がスマホでライン的な物を見ているシーンで、「原作発表当時はスマホもラインも無かったんだよなぁ……」と変に懐かしい気分になったりしました
制作会社
マッドハウス
スタッフ情報
【原作】上遠野浩平(「電撃文庫」KADOKAWA刊)
【原作イラスト】緒方剛志
【監督】夏目真悟
【シリーズ構成】鈴木智尋
【キャラクターデザイン】澤田英彦
【副監督】八田洋介
【総作画監督】筱雅律、土屋圭
【美術監督】池田繁美、丸山由紀子
【色彩設計】橋本賢
【3DCG監督】廣住茂徳
【撮影監督】伏原あかね
【編集】木村佳史子
【音響監督】はたしょう二
【音楽】牛尾憲輔
【音楽制作】KADOKAWA
【製作】ブギーポップは笑わない製作委員会
音楽
【OP】MYTH &ROID「shadowgraph」
【ED】安月名莉子「Whiteout」
キャスト
ブギーポップ・宮下藤花:悠木碧
霧間凪:大西沙織
末真和子:近藤玲奈
竹田啓司:小林千晃
新刻敬:下地紫野
紙木城直子:諏訪彩花
早乙女正美:榎木淳弥
田中志郎:市川蒼
百合原美奈子:竹達彩奈
エコーズ:宮田幸季
谷口正樹:八代拓
織機綺:市ノ瀬加那
飛鳥井仁:細谷佳正
安能慎二郎:長谷川芳明
衣川琴絵:阿澄佳奈
スプーキーE:上田燿司
水乃星透子:花澤香菜