NHK ガッテン! 毎週水曜よる7時30分【総合】 http://www9.nhk.or.jp/gatten/
放送 NHK総合。
【※以下ネタバレ】
“新原因”発見! 衝撃の肩・首のこり改善SP (2019年2月13日(水)放送)
内容
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20190213/index.html
2019年2月13日(水)午後7時30分
芥川賞作家の羽田圭介も悩む「首のこり」。その原因となる筋肉を首の奥底で発見!奥にあるので普通に揉んでも届かないという。理学療法士直伝の簡単な体操で首こりを解消!
女性の7割、男性の4割が悩む「首のこり」。ひどいと頭痛まで引き起こす。今回、徹底取材で見つけた原因が、首の奥底に潜む小さな筋肉。悪い姿勢以外に、目の使いすぎでも凝り固まっちゃうので、いわば“現代病”。しかも、奥底にあるので普通に揉んでも届かないという厄介者。しかし!筋肉を知り尽くす理学療法士の世界にすご~い改善法を発見!自分でできる超簡単な体操の驚き効果に、芥川賞作家の羽田圭介がうなずきまくり!?
どうにも取れない、しつこ~い肩こり。もしかすると、その本当の原因は別の場所に潜んでいるかも!?それは首の奥の奥にある、とある小さな筋肉。いま、女性の7割、男性の4割が悩むという「首のこり」を引き起こす厄介者。果ては、そこから肩こりに移行しちゃっている人もいるというんです。何が厄介かというと、奥底にあるがゆえに普通に揉んでも、なかなか届かないため、こりを解消しにくい筋肉であること。しかし、ご安心。筋肉のことを知り尽くす理学療法士の世界に、ゴッドハンドとしか思えないすご~い改善法があったんです。お金をかけず、自分で改善できる方法を大公開!
●肩こりと首こりは別!?原因は首の奥の筋肉!
外国人は肩こりが無いというが、それは嘘。彼らも肩は凝る。それどころか「肩のこり」と「首のこり」を明確に区別している。
実は日本人は首の周りが凝るのを「肩こり」の一言で雑に済ませているが、実は「肩のこり」と「首のこり」は全く別の物。だから『肩こり』を解消しようと背中の筋肉を揉んでも、首のこりは取れず、そのために「いつまでも『肩こり』が治らない」と嘆く羽目になる。
肩こりの原因は首から背中に広がる「僧帽筋(そうぼうきん)」の凝り。ところが首こりは僧帽筋のさらに下にある、後頭部にある八つの小さな筋肉「後頭下筋群(こうとうかきんぐん)」が原因。この筋肉が凝って首の神経を圧迫するので、首こりになると頭痛や吐き気が起きる。
首凝りは何故起きるのかというと、一つはやはり姿勢。無理な姿勢でパソコンの画面を見ていたりすると、首の後ろの後頭下筋群が凝ってしまう。
もう一つは目の動き。目を細かく動かすと、それにつられて顔も微妙に動いてしまい、そのために首の筋肉が凝る。「スマホを見るならあんまり目は動かさないじゃん?」とか思うのは大間違い。画面は小さくても視線は常に微妙に動いているので、上下左右に顔が動くことになり、首が凝りまくる。
● 首こり改善運動
首こり対策としては、後頭下筋群のこりをほぐす運動の3つがある。いずれも目を閉じて、首をゆっくり細かく動かすことで、後頭下筋群をほぐしていく。
決められた回数だけ軽めに行い、がんばらないことがコツです。3つのセットを1~3の順番で行ってください。
1.イヤイヤ運動
・後頭下筋群を横向きに伸縮させて血行を促し、こりをほぐす運動です。
仰向けに寝て目をつむり、楽にします。その状態でゆっくり首を左右に動かします。
動かす角度は小さめで45度を超えない程度。片側3秒ほどかけて動かします。
回数は20往復が1セットで、1日3セット行います。
2.うなずき運動
・後頭下筋群を縦向きに伸縮させて、こりをほぐす運動です。
枕を使って仰向けに寝ます。目をつむってアゴを上げる方向に動かし、うなずくように戻します。少し上向きのうなずきで、首の後ろの筋肉を伸縮させるイメージです。
一回3秒くらいのゆっくりしたスピードで、20往復で1セット。1日3セット行います。
3.アゴ引き運動 ・首の後ろの筋肉を伸ばすストレッチです。
・枕を使って仰向けに寝て目をつむり、アゴを引くように動かします。
1回に3秒ほどのゆっくりしたスピードで、10回1セット。1日3セット行います。
※3つの運動は仰向けに寝て行うと頭の重さで後頭下筋群に負担をかけないで済むので理想的ですが、イスに腰掛けて行っても効果は期待できます。
感想
まあ特に「首こり」という言葉を意識していたわけではないですが、体感的に「肩甲骨の辺りが凝る」という症状と「首の後ろの辺りが凝る」という症状は、それはそれで別の場所の筋肉の問題であって、それぞれ別にほぐさなきゃだめだよね、とは考えていました。
よって「うぉぉぉぉ、首が凝るなら首をほぐさなきゃならんのか?! 驚いた! こんな事実初耳やんけ?!」ではなく、なんとなくわかっていたことに理論的裏付けが得られたという感じです。あと「目の使い過ぎで肩(首)がこる理由」というのがようやく解りましたし。
幸いにも最近は酷い凝りとは縁がないのですが、対策も解って一安心ですね。