感想:アニメ「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」第13話「定められた運命」(2019年6月25日(火)放送)

この世の果てて?恋を唄う少女(YU-NO盤)

TVアニメ「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」公式サイト http://yuno-anime.com/
原作ゲーム http://yu-no.jp/
放送 AT-XAT-Xが最速放送)

【※以下ネタバレ】
 

第13話 定められた運命 (2019年6月25日(火)放送)(最速放送)

 

あらすじ

 たくやと絵里子は失神した美月を学校の保健室に連れて行き、絵里子は土蔵の死体を処理するために出ていく。やがて美月は目覚めるが、まだ催眠がかかった状態だったため、たくやに襲い掛かってくる。たくやはリフレクターデバイスにセーブするものの、直後に殴られて失神する。

 たくやが目覚めると、美月の他に龍蔵寺も現れており、しかも絵里子は龍蔵寺に殺害されていた。龍蔵寺は美月に一個の宝玉を持たせてたくやの反応をうかがい、たくやがリフレクターデバイスを知っていると見抜いて、差し出せと脅す。たくやはすぐさまリフレクターデバイスで過去の時間に戻る。

 保健室でたくやが美月に苦戦しているところに、騒ぎを聞きつけて戻って来た絵里子が現れ、美月を投げ飛ばして失神させる。そのあと二人は龍蔵寺の屋敷の土蔵に入り、龍蔵寺の母親の首つり死体を下ろすと同時に、真新しい壁を掘り崩す。するとそこからは壁に埋め込まれていた人間の頭蓋骨と手足の骨が出てくる。それを見て絵里子は自分の恋人アーベルの死体だという。


 絵里子は実は別の並行世界、しかも遥かな未来の時代の人間だった。絵里子は恋人の科学者のアーベルと共に並列世界の研究をしており、原因と結果で無数に枝分かれしていく並列世界の様を木の根に見立て、その仮想的な木の事を「ブリンダーの木」と呼んでいた。

 アーベルは全ての事象の根源を探求しようと、肉体から精神を切り離し、精神だけで事象を遡る実験を開始した。ところがその途中で、やはり精神だけの生命体「思念体」の「A級次元犯罪者」と遭遇してしまう。やがてアーベルの肉体が目覚めるが、その体に入っていたのは次元犯罪者の精神で、研究室を破壊するとそのまま逃走してしまった。そして次元跳躍装置を使ってたくやたちの世界に現れ、今度は龍蔵寺の体を乗っ取ってしまったのだという。

 その後、たくやたちは屋敷内に隠されていた次元跳躍装置を見つけるが、それは壊れて使い物にならなくなっていた。龍蔵寺がリフレクターデバイスを見つけようと躍起になっていたのは、そのためだった。

 そこに龍蔵寺と美月が現れ絵里子と撃ち合いになる。しかし美月は最後に意思を取り戻し、たくやを銃弾からかばって撃たれてしまう。形勢不利と見た龍蔵寺はそのまま逃走してしまった。美月はたくやに宝玉を手渡たすと死んでしまい、たくやは美月の運命を変えようとリフレクターデバイスを起動させようとするが、絵里子は無駄だという。美月はどの並行世界でも何らかの形で死ぬことは決まっており、それはいうなれば「運命」なのだという。

 直後、またもたくやの体が因果律の矯正で消え始めた。絵里子はたくやの身の安全のためといって、自分と竜造寺に関する記憶をたくやから消してしまった。たくやは並列世界の移動の最中にまた父・広大の幻を見るが、広大は、波多乃神奈がたくやを導く存在であること、また宝玉をすべて集めれば新しい道が開けること、を伝える。

 たくやは深夜の三角山のふもとで目覚める。翌日、学校に行ったたくやは、神奈に彼女の事が知りたいと声をかける。


感想

 おや、もう絵里子先生の話が終了? 二回で終わりとは早いな。とすると、このテンポで行くなら、アニメが全2クールでも十分余裕かな? ゲームのムックを読んでみると、細かい所は端折っている感じですが(ゲームでは龍蔵寺母の日記とかが手に入るらしいが……)、まあ大筋は押さえているので問題なさそう。

 絵里子先生がボディコンスーツをばさっと脱ぎ捨てたら、その下から次元監察官の制服がいきなり登場するのにワロタ(笑) いや多分未来技術で一瞬にして装着できたんでしょう(笑)

 第一話でたくやの家にかかって来た謎の無言電話の犯人が実は美月さんだったと。意外なところで意外なコネタが回収されました。


 たくやが消え始めるシーンで流れるBGMが、モロにPC-98用ゲームで流れていた曲なので思わず身震いしてしまいました。20年前に帰ったみたいで物凄く懐かしくて泣きそうになりましたよ。音楽の力って凄いな。
 
 
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