【映画】感想:劇場アニメ「この世界の片隅に」(2016年:日本)

この世界の片隅に [Blu-ray]

この世界の片隅に【映画】 https://konosekai.jp/
放送  NHK 総合。2019年9月3日(土)

【※以下ネタバレ】
 

2016年に劇場公開され、日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞や仏・アヌシー国際アニメーション映画祭長編部門審査員賞など受賞した話題作が地上波初放送!

 

あらすじ

 昭和18年。広島に住んでいた浦野すずは、ほとんど知らない相手の北條周作と結婚し、呉の北條家に嫁ぐ。戦時下で物資も乏しい中、すずたちはなんとかやりくりしながら暮らしていく。

 しかし昭和20年の3月を過ぎると、呉は頻繁に米軍の爆撃を受けるようになり、爆発に巻き込まれて、すずは右手を失い、姪の晴美は死ぬ。すずは不自由な体でも家事を続けるものの、もう北條家にいる価値が無いと感じ、実家に帰りたいと申し出る。

 8月6日。すずは北條家を出る直前、考えを変える。その直後、広島に新型爆弾が投下され、広島は壊滅する。8月15日、玉音放送を聞いたすずは、最後の一人まで戦うはずではなかったのかと激怒する。

 最後、すずと周作が広島で戦災孤児の少女を見つけ、家に連れて帰るところでおしまい。

感想

 評価は○。

 全体の2/3は戦時下の暮らしで物が足りないとかそういう話がのんぴりしたテンポでずーっと続いていたので、うっかり油断していたら、終盤1/3は空襲の話→爆弾で右手を失い、姪は死亡→原爆投下で家族が殆ど死亡、と、一気に畳みかけられて、うわーっとなりました。

 まあ、面白いとか面白くないとかで評価しちゃいけない作品ですね。戦時中を知っている肉親に、当時はどんな感じだったの、と聞きたくなる映画ではありました。
 
 

https://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2019-08-03&ch=21&eid=27138&f=0
映画 この世界の片隅に
[総合]2019年8月3日(土) 午後9:00~午後11:06(126分)


昭和19年2月。18歳のすずは軍港の街・呉へとお嫁に行くことになる。新しい家族は、夫・周作、そして周作の両親や義姉・径子、姪・晴美。配給物資が減っていく中でも、すずは工夫を凝らして食卓をにぎわせ、衣服を作り直し、時には好きな絵を描き、毎日のくらしを積み重ねていく。昭和20年3月。呉は、空襲にさらされ、すずが大切にしていたものが失われていく。それでも毎日は続く。そして昭和20年の夏がやってくる―。


【原作】こうの史代,【声】のん,細谷佳正尾身美詞稲葉菜月小野大輔潘めぐみ岩井七世,【音楽】コトリンゴ,【監督】片渕須直

 
 

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