【※以下ネタバレ】
付録ゲーム
SS装甲師団長~ドイツ装甲師団長2・西部戦線編~(ゲームデザイン:呼拉中村)
http://www.gamejournal.net/item_list/gj_075
好評を博した「ドイツ装甲師団長2」シリーズ第二作登場!
今回の舞台は西部戦線。プレーヤーはSS装甲師団長となって、44年の西部戦線を転戦します。
あなたはSS装甲師団を率い、よりパワーアップされたティーゲル戦車を駆使して圧倒的物量を誇る連合軍の侵攻を食い止めることができるか!?
43号(2012年6月発売)の付録ゲーム「ドイツ装甲師団長2」の8年ぶりの続編。前作は東部戦線物でしたが、今度は西部戦線で米英軍と戦います。
雑誌内容
◆特集 SS装甲師団長~ドイツ装甲師団長2・西部戦線編~
付録ゲームに関する、西部戦線テーマの戦術級ゲームの紹介、カラーページでのリプレイ、松田大秀氏のリプレイ漫画、西部戦線のSS装甲師団の紹介、SSの有名人紹介、米英軍の戦闘車両紹介、を掲載。
リプレイ漫画は、登場するのが「ガールズ&パンツァー」(風)のキャラたちで、かつ、ストーリーは小林源文先生の「黒騎士物語」、という内容でして(笑)、ドイツ側は西住殿にそっくり「こいずみ」さんとか、優花里激似の「ゆりか」さんとかで、敵側の英軍にはダージリンそっくりの師団長が出るとか、もう一々大ウケしました(笑)
戦術級ゲーム紹介記事では、パンツァーリーダー(AH)とか装甲擲弾兵(エポック)とか懐かしい名前が出てくるし、SS師団の詳しい歴史とかも書いてあるしで、なんか大昔のウォーゲーム全盛期の雑誌を読んでいるような気持ちになりました。満足。
◆[連載]Mrことくの過激にレポートするぜ!
今回のお題はユーロゲーム「大いなる文明の曙:西方帝国」(999 Games)。
あの「文明の曙」(AH)にインバイアされて作られた超巨大ゲーム「メガシビライゼーション」という作品がありますが、これのマップの西半分だけを切り出したバージョンが今回のお題の「西方帝国」です。
懐かしい「文明の曙」も時間がかかるゲームとして知られていましたが(というか昔のマルチはみんなそうだったよね)、この西半分だけバージョンで、しかも「未経験者ルール」とか「短縮ルール」でプレイしても、プレイ時間は7~8時間だとか(笑)
こういうプレイに超長時間が必要なゲームが、市場で非ウォーゲーマーに受け入れられて売られているとは、日本のボードゲーム界隈も成長したよなぁ感あります。
◆[連載]B級SFゲーム分科会出張所(いしだたかし)
今回のお題は「スナイパーバグハンター」(TSR-SPI)
スナイパーバグハンター
http://www.os.rim.or.jp/~bqsfgame/sub185.htm
www.os.rim.or.jp
現代戦ゲーム「スナイパー」を、SF世界でエイリアンと戦うゲームに作り替えたというゲーム。ウォーゲーム冬の時代の作品なので全然存在を知りませんでした……
って、「次号 愛と感動の最終回!」って書いてある?! そんなバカなぁ? この連載が終わってしまうと? ゲームジャーナルある限り果てしなく(?)続くと思っていたのにぃ(涙)
◆[連載]中華人民共和国ウォーゲーム事情
中国のウォーゲームを紹介する記事。今回はなんと時事ネタというかで、「疫病戦争」というゲームは、武漢を舞台に、コロナウイルスの蔓延をいかに防ぐかというシミュレーションゲームだそうです。いやはや、この発想は無かった……、というか、日本でもし「東京を舞台にコロナ感染阻止をテーマにしたゲーム」なんか作った日には、『自粛警察』につるし上げられて、不謹慎と叩かれまくってビラを貼られてしまうと思われます……、中国って凄いのかも。
◆次号予告
No.76(2020年9月1日発売予定)の特集/付録ゲームは戦国群雄伝シリーズ「独眼龍政宗」。めっちゃ懐かしいけど、「また戦国時代かぁ」感はありますよね……
コメント
WWII色全開の特集で、前号の現代海戦特集に続いて読み応えあり。まあテーマが出尽くしてマンネリは不可避という事情は理解していますが、やり方次第ではまだまだいけるじゃん、という気持ちになりました。
他の号の内容・感想はこちらからどうぞ
perry-r.hatenablog.com
SSダス・ライヒ―第2SS師団の歴史1939‐45
黒騎士物語