【SF小説】感想「トルト戴冠」(ローダンNEO 19)(2019年9月19日発売)

トルト戴冠 (ハヤカワ文庫SF)

http://www.amazon.co.jp/dp/4150122490
トルト戴冠 (ハヤカワ文庫SF) (日本語) 新書 2019/9/19
Marc A. Herren (原著), マーク・A. ヘーレン (著), 鵜田 良江 (翻訳)
発売日 : 2019/9/19
新書 : 286ページ
出版社 : 早川書房 (2019/9/19)

【※以下ネタバレ】
 

転送機に入ったクレストらは、1万年前のフェロルに到着し、フェロルの長である初代トルトの戴冠式に出演することになるが……


地球の転送機を潜り抜けたクレスト、トルケル=ホン、タチアナはヴェガの惑星フェロルに到着したことを知る。だがこの惑星の空には、トプシダー軍が破壊したはずの第2の月がまだ輝いていた!“永遠の命の世界”の存在を信じ進む彼らは、首都トルタを目指すべく巡業サーカス団に加わるために一計を案じる。一方地球では、シドがテレポーターとして成果を上げてもなお子ども扱いされていることに不満を募らせていた…

 

あらすじ

 第3シーズン(17~24巻)全8作の3作目。 原タイトル:UNTER ZWEI MONDEN(意訳:二つの月の下で)。

 クレスト、タチアナ、トルケル=ホンは、転送機を通って二つの月の有る世界に出現するが、直後転送機は爆撃で破壊されてしまう。やがて三人は自分たちが過去のフェロルにいることを知り、転送機がある首都トルタの赤宮殿を目指すことにした。フェロン人たちの内戦は、指導者トルトの出現で終息しつつあった。

 クレストたちは「調教師とトカゲ」という設定で巡業サーカス団に潜り込み、トルタにたどり着くが、そこではトルトの戴冠式が行われており、三人はトルトに捕らえられる。ところがトルトは三人が異人であること知っており、過去にペリー・ローダンたちと出会ったことを語り、三人を転送機へと連れていく。転送機には新しい目的地として、星系外のどこかが表示されていた。


 地球では、南米に潜伏する犯罪者の組織が、ファンタン星人を捕虜にして、テラ連合に異星人技術を渡すように要求していた。シドは単身犯人たちの元に乗り込むが、捕まってしまう。さらに救出に向かったマーシャルたちも危機に陥るが、イワン・ゴラチンの活躍で犯人たちは捕らえられ、ゴラチンは姿を消した。


感想

 クレストたちサイドの冒険譚。あんまり面白くない……、あと核兵器の影響で生まれたフェロン人たちの描写がちょっと……

 地球では18巻に続いてまたテラニア側ミュータント対犯罪者という展開に。毎回これで繋ぐ気かしらん。
 
 
 

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