【SF小説】感想「テラニア執政官」(ローダンNEO 17)(2019年7月18日発売)

テラニア執政官 (ハヤカワ文庫SF)

http://www.amazon.co.jp/dp/4150122407
ラニア執政官 (ハヤカワ文庫SF) (日本語) 新書 2019/7/18
Frank Borsch (原著), フランク ボルシュ (著), 柴田 さとみ (翻訳)
発売日 : 2019/7/18
新書 : 293ページ
出版社 : 早川書房 (2019/7/18)

【※以下ネタバレ】
 

独断でヴェガ星系へ向かったクレストとそれを追ったローダンらは、共に1万年前のヴェガ星系へとたどり着く。第3シーズン開幕!


ヴェガ星系でフェロン人とトプシダーの戦争を終結させたローダンたちには、テラニアで執政官を選任する総会が迫っていた。病が進行するクレストは、地球遠征の真の目的である“不死の技術”の存在の手がかりを海底都市で掴み、独断で調査を開始する。ローダン達もまたそれを追うが―世界最長スペースオペラのリブート新シリーズ、時空を超えて地球とヴェガ星系に秘められた謎に迫る第3シーズン開幕!

 

あらすじ

 第3シーズン(17~24巻)全8作の1作目。 原タイトル:DER ADMINISTRATOR (意訳:執政官)。

 2036年9月。ローダンたちは「亡霊」がいるというヴェガ星系第14番惑星ゴルを調査し、無人のトブシダー宇宙船を発見する。ローダンは、ゴルで自分を呼ぶ奇妙な声と半球状の惑星のヴィジョンを体験するが、宇宙船に乗り込み脱出した。

 地球では、国家を超えた「テラ連合」を作るため、まず総会で執政官選挙が行われることになった。テラニアのメンバーも各国の代表もローダンが執政官に就任することを望んでいたが、ローダンは土壇場で出馬を撤回し、代わりにホーマー・G・アダムスを推薦したため、アダムスが初代の執政官になってしまう。

 クレストは大西洋の海底ドームで秘密の部屋を見つけ、一万年生き続けた何者かが記した手記を入手する。直後クレストは自分が悪性腫瘍で余命六週間と知らされ、タチアナ、トルケル=ホンと共に海底ドームの転送機から未知の目標に旅立つ。トーラはそれを止めようとするが間に合わず、転送機は破壊されてしまう。


NEO 200巻までの奇跡(井口忠利)

 ローダンファン業界の大御所・井口忠利氏による最新200巻(2019年5月刊行)までの簡単なあらすじ紹介。


感想

 新シリーズ開幕。地球にフェロン人やらアラロン人やらトブシダーやらが友好的にうろうろしている光景はちょっと嬉しい物がありますが、わずか数ヵ月で世界はテラニアを認める方向にすっかりまとまっているというのは何なの? アメリカも中国も大ロシアもローダン認めてなかったんじゃなかったの? あのアメリカの独裁者的な大統領はどこに行ってしまったのか……

 P225の「どちらまで?」「永遠の命の惑星まで」「仰せのままに!」という会話はユーモラスで面白かった。 
 
 

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