【アニメ】感想:アニメ「ゲキドル」第10話「世界の創造とその他の事」

TVアニメ「ゲキドル」

TVアニメ「ゲキドル」公式サイト http://gekidol.com/
放送  AT-XAT-Xが最速放送)

【※以下ネタバレ】
 

第10話 『Stage.10 世界の創造とその他の事』 (2021年3月9日(火)放送)(最速放送)

 

あらすじ

 晃はアリスインの次の公演の演目として、今までに無いオリジナル作品で行くことを決め、愛美にシナリオ執筆を依頼する。愛美は原作となる小説が無ければ無理としり込みするが、いずみが丁度原作になりそうだと言って、かをるが残していった「日記」を取り出してくる。

 あいりたちが内容を確認すると、それは日記というよりは、一種の妄想日記だった。中身は「歴史改変をもくろむ犯罪者イノベーターが2012年に出現したとの情報を得て、ゲイザーのキョウコ・アンダーソンとミキ・シュタインベルグは2012年に向かった。そして豊島区の高校生として潜伏中のイノベーター・エンリ・ビアンノを確保するため、自分たちも同じ高校に入学した」というSFが途中まで記されていた。

 団員たちは、これはかをるの日記ではなく、演劇のためのアイデアメモではと納得し、愛美はこれを元にシナリオを書き始める。やがて「クロノゲイザー(仮)」のシナリオは途中まで書きあがり、晃は座長として主役のミキ役にいずみを指名した。ところが愛美はせりあをイメージしてミキを書いたと言い出し、繭璃もせりあが相応しいと賛同する。さらにせりあ自身が立候補したため、晃はオーディションを行うことを決める。

 愛美と繭璃はせりあを応援するが、晃・和春・あいりはアリスインを立て直すためにも知名度の高いいずみの方が適役だと考えていた。そしてオーディションが行われるが、せりあはシナリオをより深く解釈していずみを上回る演技を見せ、晃たちも納得してせりあがミキ役となる。

 竹崎は、グランドマテリアルシステムが停止して、中からかをるが出て来るのを目撃する。竹崎は今までドールの事をミキと呼んでいたが、ドールは自分ではなくかをるこそが本物のミキ・シュタインベルグだという。


脚本 大知慶一郎
絵コンテ・演出 上田 繁
作画監督 池田結姫、山村俊了


感想

 ウヒョー、面白く成って来たぁ~。

 まさかまさかとは思いましたが、このアニメ、本当にタイムトラベルSFだった……、いやはや、作品名に「ゲキドル」とか軽い感じの名前つけておいて、実は時間物だったとかトリッキー過ぎるよね。しかしここまで追いかけてきてよかった感はあります。

 本編途中の幕間劇的な物が、ミキ→かをる、キョウコ→あいり、あずさ(エンリビアンヌ)→いずみ、という配役で展開されましたが、かをる以外の二人をあえて劇団員に置きかえることで、本当に有った出来事とも劇の内容ともとれるような曖昧な感じで見せられるのが、却ってよかった。

 とか書いていて気が付きましたが、こういう「最初は単なるXX物と思わせて、終盤超シリアス展開になる」という構成の仕方、一昔前のエロゲっぽくないですかね? こういう雰囲気激変タイプのゲームは、昔はわりとあったような?
 
 
ゲキドル!(TVアニメ「ゲキドル」前期オープニングテーマ)