【アニメ】感想:アニメ「ゲキドル」第11話「わたしたち死んだものが目覚めたら」

TVアニメ「ゲキドル」

TVアニメ「ゲキドル」公式サイト http://gekidol.com/
放送  AT-XAT-Xが最速放送)

【※以下ネタバレ】
 

第11話 『Stage.11 わたしたち死んだものが目覚めたら』 (2021年3月16日(火)放送)(最速放送)

 

あらすじ

 竹崎は、かをるが死んだと思っていたミキと同一人物と知り驚くが、かをるはすぐに姿を消してしまう。

 アリスインの新作「クロノゲイザー」の初演が近づく中、SMT(スーパーマテリアルシアター)は池袋と世界30ヶ国を結んだ、シアステ(シアトリカルマテリアルシステム)とドールを利用した世界同時公演を目前にしていた。竹崎は、自分の夢である、GMS(グランドマテリアルシステム)を使った究極のエンターテインメントの実現を目前にして満足していたが、美濃はかをるが阻止に現れるだろうことを警告する。

 ドールの前に、GMSにインストールされていたあずさ/エンリ・ビアンノの人格データが姿を現した。あずさは、かをる/ミキが殺したのは自分ではなくドールだった事を明かす。

 人類が時間移動を始めた時から時空の分裂は始まっていた。イノヴェイターは2012年にGMSとドールを持ち込み、行き詰った未来を救済しようとしたが、ゲイザーの介入で失敗し、その結果時空の支流「トワイライトディメンション」が発生した。本流から枝分かれした支流は、いずれは消滅してしまう。現在ドールが生きている世界こそ、時間の本流から分裂した支流だった。

 そして竹崎の行おうとしている計画は、奇しくもイノヴェイターの実行しようとしていた事の繰り返しであり、シアステによって欲望を満たされた人類は、GMSが開く無意識の記録庫に収束される。あずさはドールにこの時空の人類に残された時間はわずかしかないという。


 かをるは竹崎の計画を阻止するため、GMSに強行に乗り込み、竹崎と再会する。5年前、竹崎とミキは異国で出会っていたが、ミキは爆弾テロで重傷を負い、竹崎はミキを病院に連れて行こうとするものの、何者かに眠らされ、ミキは居なくなっていた。竹崎はミキとかをるが同一人物だと認識しかをると抱き合うが、次の瞬間ドールはミキを失神させ、竹崎を洗脳してしまう。


脚本 大知慶一郎
絵コンテ 小島正幸
演出 原 英和、上田 繁
作画監督 末田晃大、小林利充


感想

 ……、あ~(嘆息)、これはぁぁぁぁ~(二度目の溜息)

 悪い方に予想が当たってしまった……、作っている方は解っているのだろうけど、見ている方には全く伝わらず、何が何だか全然分からない、という話になり果ててしまった……、これを恐れていたのに…… あぁ……

 今回はもう意味不明の話を詰め込み過ぎ。竹崎とミキの事なんかもっと前に説明しておくべきなのに、それが無いから「ミキとかをるは同一人物です」と言われても「それがどうした」になってしまうし、そもそもあの五年前の回想シーンがどういう状況での話なのか分からないので、もう視聴者は完全に置いてきぼり……、シリーズ構成ってそういう事が起きないように、全体に目配りして話を組み立てる立場じゃないんですか……? いきあたりばったりでシナリオを書いたとしか思えない……

 あーあ、期待していたのに。

 ところで、かをる/ミキたちが現れたのが2012年で、それから五年後の話だと言っているので、この作品は2017年の出来事なんですね。ロボットやら何やらが出て来るので近未来の事かと思っていましたが、違った歴史をたどった別の世界の話だというのは、ちょっと面白い。
 
 
ゲキドル!(TVアニメ「ゲキドル」前期オープニングテーマ)