ウルトラセブン 4Kリマスター版 NHK https://www4.nhk.or.jp/P6565/
放送 NHK BSプレミアム。
【※以下ネタバレ】
1967年10月1日に放送が開始された「ウルトラセブン」。当時のフィルムをデジタルスキャンし、4K・HDRでよみがえらせた4Kリマスター版を、NHKが初めて放送する。
第10話 怪しい隣人
あらすじ
ウルトラセブン 4Kリマスター版(10)「怪しい隣人」
[BS4K] 2021年06月06日 午前8:00 ~ 午前8:26 (26分)
『ウルトラセブン』初の4K化・国内初放送!アンヌ隊員と親しい少年は隣人の不自然な日常を不審がっていた。ダンとアンヌは付近の異次元空間を突き止めた。
1967年に地上波放送された『ウルトラセブン』を初の4K化・国内初放送!アンヌ隊員と親しいアキラ少年は、隣人がいつ見ても同じ姿勢で座ったままでいることを疑問に思い、アンヌに連絡した。早速、アキラ少年の家に赴くアンヌとダンだが、ダンの姿はアンヌたちの眼前で消えてしまった。ダンはどこへ?実はダンは四次元空間にいた。未知の領域に苦戦するダン。
登場 … 異次元宇宙人 イカルス星人
交通事故で足を怪我したアキラ少年は、自由に動けないので暇を持て余し、隣の別荘に住んでいる男を双眼鏡で観察していた。そして男が24時間ぶっ続けで机に向って何かを作っているのを不審がる。隣の家の男は二ヵ月前に引っ越してきたのだった。
同じころ、地球防衛軍の基地では、3キロ離れた別荘地の辺りに奇妙な反応を発見していたが、すぐに消えてしまう。キリヤマたちは二ヵ月前にも同じ反応が出ていたのを思い出す。
アキラがまた窓から隣の別荘を観察しようとすると、空中に死んだ鳥が固定されて停止されているのを見つける。そこに丁度知り合いのアンヌとダンが現れ、ダンは窓から鳥のいる辺りにジャンプするが、そのまま空中で消えてしまう。
ダンは奇妙な空間に出現し、別荘にいた男に対面する。男は第17惑星から来たイカルス星人と名乗り、この四次元空間を拠点に地球を侵略して支配すると豪語する。ダンはウルトラアイを付けるが変身できず、カプセル怪獣も出現しないため、手も足も出ない。
やがてイカルス星人の円盤が東京上空に現れ、各地を攻撃し始めた。ウルトラホーク1号が迎撃に向かうが、自由に姿を消す円盤に翻弄されるだけだった。
四次元空間をさまようダンは、アンヌたちと会話できることに気が付くが、互いに姿は見えず脱出する出入り口も見つからない。意を決したダンはイカルス星人の四次元コントローラーを破壊し、次の瞬間山の中に現れる。目の前にイカルス星人が現れるが、イカルス星人はすぐさま巨大化したため、ダンもウルトラセブンに変身し、イカルス星人を倒した。ウルトラホーク1号・2号は地球から逃走するイカルス星人の円盤を追跡し、撃破するのだった。
脚本:若槻文三
監督:鈴木俊継
特殊技術:的場 徹
感想
評価は△(眠くなるような一作)
話自体はオーソドックスな侵略者ですが、一々間延びしているというか、展開がかったるく見ていて眠くなるエピソード。全く内容を覚えていなかったのですが、それも納得の回でした。
最初は、怪我をした少年がわざわざ双眼鏡を持ち出して隣人の行動をのぞき見するうち、奇妙な事に気が付く、という、サスペンス映画の一幕のような話から始まるのですが、その後が大して盛り上がらず、ダンが後先考えずにいきなり窓から飛び出してそのまま四次元に行ってしまったあと、延々四次元を歩き回るだけのかったるい展開には眠気を催しました。
また四次元空間で、ウルトラアイもカプセル怪獣も使えないのにダンの銃は使えるのはヘンでは?、とか、そもそも大事な四次元コントローラーを不審者の前に晒したままにしておくイカルス星人は不用心過ぎなのでは?、とか、いろいろ言いたいことの出てくる展開ばかり。
セブンとイカルス星人の戦いはそれなりに長時間でしたが、アイスラッガーを腹部に受けたイカルス星人は真っ二つになるわけでもなく、そのまま山の後ろに吹っ飛んでしまった後出てこないので、何か反撃のチャンスをうかがっているのかと思ったら力尽きて死んでいた模様で、「え……、これでおしまい?」と、拍子抜けでした。
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