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放送 BS12。2021年6月18日(金)
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【※以下ネタバレ】
クエント （1988年2月20日発売）
あらすじ
6月18日 26:00～ 「装甲騎兵ボトムズ クエント（HDリマスター版）」
https://www.twellv.co.jp/program/anime/anime26/page-votoms/
TVシリーズ第41話から第52話までの再編集。
すべての謎を明らかにするため、ロッチナの言葉のままにキリコはクエントへ辿りついた。クメンで傭兵仲間であったシャッコと再会するキリコ。シャッコの村を訪れたキリコは、村の長老から三千年前にクエントに現われた神の話を聞く。そこへ、秘密結社のAT部隊が襲いかかる。だが、怪しい光に包まれた部隊はいずこかへ飛ばされてしまい、キリコはフィアナ、ロッチナと再会する。その後、キリコたちはクエント近くの宇宙空間での戦闘の結果、秘密結社に捕われてしまう。だが、それはすべて、これまでキリコを、そして全銀河を操ってきた・謎の意志ワイズマンの定めた筋書きであった。導かれるままに人工天体へ赴いたキリコは、ワイズマンに後継者として指名される。キリコは神の子としての運命を受け入れた。やがてクエントに戻ったキリコの前に、ギルガメスとバララントの連合軍が立ちはだかる。ただ一人、全銀河を敵として、ワイズマンのもとへ向かうキリコ。そして、ついに後継者としてすべてを与えられようとした瞬間、キリコはワイズマンの伝達装置を破壊する。キリコの真の目的は、ワイズマンを消滅させることであったのだ。惑星クエントの消滅から一年後、戦争を操っていた神の死にも関わらず、新たな大戦が勃発する。キリコはフィアナと、二人で静かに眠りにつくのであった……。
キリコは砂漠惑星クエントに到着した。クエント人は3000年前から全ての産業を捨て去り、傭兵を他の星に送り出すだけの質素な暮らしをしていた。キリコは傭兵時代の戦友でクエント人のル・シャッコの助けを借り、クエント人から自分の過去を知ろうとする。
キリコはクエント人から自分が「手を加えられた民」の可能性があると聞かされ動揺する。キリコはさらにクエントの伝説を追い、3000年前、高度に発展していたクエントに「神」が現れ、クエント人を生まれ変わらせ星々の支配者にすると予言した事を知る。クエント人は「神」を怪しんで追い払い、過ちを繰り返さないように自ら高度文明を捨て去ったという。キリコは未だに3000年前のクエント文明の機械が正常に動作していることを発見し驚く。
一方、クエント近傍には、秘密組織の宇宙船に加え、ギルガメス・バララントの両軍の艦隊も集結しつつあった。しかしギルガメスとバララントの艦隊は地上から発せられた光により壊滅し、キリコとフィアナは秘密組織に捕えられる。秘密組織は「神」こと「ワイズマン」に仕える人間の集まりで、キリコを追い続けていたロッチナもまた秘密組織の一員だった。
キリコたちは巨大人工惑星に連れていかれ、キリコはそこでワイズマンの声を聴き、自分か生まれながらのPS「異能者」であり、ワイズマンの後継者に選ばれたことを知る。秘密組織のリーダー・キリーはワイズマンに殺され、キリコが秘密組織の新しいリーダーとなった。キリコはワイズマンから神の力を引き継ぐため、再びクエントへと向かった。
ギルガメスとバララントは、過去3000年間アストラギウス銀河を支配していた共通の敵ワイズマンを倒すため同盟を結び、大艦隊をクエントへと差し向けた。
キリコは、ギルガメス・バララント両軍の妨害を突破し、クエントの地下にいたワイズマンの元へとたどり着く。ワイズマンは自分の力と知識の全てをキリコに授けようとするが、その瞬間キリコはワイズマンを破壊し始めた。苦しむワイズマンは、キリコに人間性を与えるためフィアナとの出会いを仕組んだと暴露するが、キリコは動揺しつつも駆け付けたフィアナと共にワイズマンの息の根を止めた。
ロッチナはワイズマンが死んだことに衝撃を受け、キリコが神の力を得ることに怯えたのだとなじり、自分が異能者であったならと嘆く。そしてロッチナの手によりクエントは破壊された。
一年後、アストラギウス歴7215年。ギルガメスとバララントの間に再び戦争が勃発した。ゴウト、バニラ、ココナ、ル・シャッコの四人はギルガメスの軍用宇宙船を奪い逃走する。船内にはキリコとフィアナを乗せた冷凍カプセルが積み込まれていた。キリコは、自分たちは生きていてもまた戦いに利用されるだけだと考え、フィアナと共に戦争のない世界を求め、眠りにつくことを選んだのだった。二人のカプセルは宇宙に放出され、星々の彼方に消えていった。
感想
クエント編のダイジェスト。今までのミリタリーとかハードボイルド調から一転、アストラギウス銀河を影から支配していた「神」と対決する思いっきりのSF展開となり、随分雰囲気が変わってしまいましたが、それでも面白かったから問題なし。残念ながら、キリコがフィアナのATに向かって銃をぶっ放す名シーン（？）は無しでしたが……
全4クールを締めくくる完璧な結末で、最終回を見た時にはホントにジンと来ました。キリコとフィアナがあのまま眠っていれば良かったんですけどねぇ…… 「その後の話」は作るべきじゃなかったよね、ホントに。
ラビドリードッグ
ツヴァーク
スコープドッグ
ファッティー
https://www.twellv.co.jp/program/anime/anime26/page-votoms/
【出演者】
キリコ：郷田ほづみ
ゴウト：富田耕生
バニラ：千葉 繁
ココナ：川浪葉子
シャッコ：政宗一成
フィアナ：弥永和子
ロッチナ：銀河万丈
キリィ：亀井三郎
アロン：野島昭生
グラン：二又一成
テダヤ：矢田 稔
バッテンタイン：戸谷公次
レイパード：徳丸 完
ワイズマン：柴田秀勝
【スタッフ】
製作・著作：サンライズ
原案：矢立 肇
原作・監督・構成：高橋良輔
脚本：五武冬史、鳥海尽三、吉川惣司
キャラクターデザイン：塩山紀生
メカニカルデザイン：大河原邦男
音楽：乾 裕樹
音響監督：浦上靖夫
美術：岡田和夫、宮前光春、中山益男、池田繁美
プロデューサー：長谷川 徹
OPアニメーション：谷口守泰（アニメアール）
EDアニメーション：塩山紀生
