【映画】感想:映画「シャークネード 5 ワールド・タイフーン」(2017年:アメリカ)

シャークネード5 ワールド・タイフーン [DVD]

GW特別企画「シャークネード」一挙放送 | 無料ドラマ・映画 | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ)
https://www.twellv.co.jp/program/drama/gw-sharknado/
放送 BS12。2021年5月4日(火)

【※以下ネタバレ】
 

進化を続けるサメパニック映画の第5弾。サメの大群を巻き込んだ巨大なトルネード”シャークネード”が、ついに日本に上陸し猛威を振るう!世界で同時多発するシャークネードは人類の想像を遥かに凌駕する最終形態へ…。


一連のシャークネード撃退の活躍により、フィンはNATOによるシャークネード戦略会議に召集され、妻エイプリルと息子ギルを連れてロンドンのMI6本部を訪れていた。一方、対シャークネードの秘密組織を結成したノヴァは、ストーンヘンジの洞窟でかつて人類がシャークネードとの戦いに使ったといわれる秘宝「デュークワカ(鮫の神)のハーネス」を発見する。しかし、ノヴァがハーネスを持ち出した途端に巨大なシャークネードが発生。ロンドンへと向かったシャークネードは人々を襲い、ギルも鮫の渦に呑み込まれてしまう。フィンとエイプリルは、ギルを救うためにシャークネードを追跡するが…。(日本語吹替)

 

あらすじ

 シリーズ第5弾。「シャークネード ザ・フォース・アウェイクンズ」(2016年)の続編。

 フィンはイギリスで開催されるNATO戦略会議に、アメリカを代表するシャークネードの専門家として招待され、妻エイプリル・息子ギルと共に渡英した。ところがフィンは到着した途端ノヴァ(サメを憎むフィンの知人)に呼ばれ、ストーンヘンジに駆け付ける。

 ノヴァはシャークネードと戦うための組織「シャークネード・シスターズ」を結成しており、仲間と共にストーンヘンジの地下にある洞窟を調査しようとしていた。フィンは洞窟に描かれた壁画で、太古から世界各地でシャークネードは発生しており、そして人類はシャークネードに勝利したことを知る。

 古代の祭司たちはシャークネードと戦うために「デュークワカの石」を使用したと伝えられており、フィンとノヴァは様々な罠を突破して石を手に入れるが、次の瞬間洞窟は崩壊し、さらにまたしてもシャークネードが発生してしまった。

 シャークネードはロンドンを襲撃し、ギルはシャークネードに飲み込まれて消えてしまう。フィン・エイプリル・ノヴァはシャークネードを追ってスイスに行き、風の中に突っ込むもののギルを助けることは出来ず、何故か空間を飛び超えオーストラリアに来てしまう。

 エイプリルはシャークネード・シスターズによって修理してもらい、フィンとエイプリルはまた嵐に突っ込むと今度はブラジルに来てしまった。そして怪しげな女性から、デュークワカの石はシャークネードをコントロールできるという情報を得るが、石が何者かに盗まれてしまう。

 フィンたちは犯人を追うがまたシャークネードに飲み込まれ、今度はイタリアに到着し、犯人を倒して石を取り戻した。そしてフィンはローマ法王から直々に特製のチェーンソーを与えられる。そしてまたシャークネードに飛び込むと、今度は東京に現れる。

 同じ頃放射性物質を飲み込んだシャークネードが、サメの塊の怪物のような存在と化し、東京を襲撃した。ノヴァはシスターズの仲間と共に怪物に戦いを挑みつつギルを助けようとするが、戦いの中で死んでしまった。また世界各地でシャークネードが多発し、エイプリルの母、フィンの息子マット、等、フィンの家族も次々と死んでいった。

 フィンはエイプリルと共に石をストーンヘンジに戻そうとシャークネードを呼ぶが、エジプトに来てしまい、ピラミッドの中で古代エジプト人がシャークネードをコントロールしていた仕掛けを見つける。そしてその仕掛けを操作し、一度は世界各地のシャークネードは消えたかに思えたが、すぐにコントロール不能になり、世界はシャークネードで壊滅し、エイプリルも爆発して死んでしまった。

 フィンはエイプリルの首を抱えて、人類の生き残りを求めてさすらっていると、謎の男が車で現れる。それは成長したギルで、シャークネードをコントロールしてタイムマシンにする方法を覚え過去に戻って来たのだという。フィンはギルの車に乗ると、車は空中に浮かんで飛び去って行った。to be continued。


感想

 評価は○(バカすぎて面白い)。

 バカ系サメ映画シリーズの第5弾。

 もう完全にパニックとか血とかそういう要素は無くなり、アクション満載のふつーの面白映画にシフトしていて、笑った笑った(笑) あっかるいテーマ曲に乗せて軽い感じのアニメが動く軽いオープニングを見ていると、シリーズの始まりが「人食いサメ襲撃の恐怖」だったとかいうのがもうウソの様です(笑)


 一応、以前はシャークネードは「サメが嵐に乗って人を襲ってくる恐怖の自然現象」だったのですが、もうこの映画ではもはや怪獣か何かと同じ扱いになっており(笑)、「古代の人類もシャークネードと戦っていた」とか「またシャークネードが現れてロンドンを襲撃した!」とか「シャークネードが放射性物質を飲み込んでサメの集合体と化して東京に上陸!」とか、もうお前らシャークネードを何だと思っているんだ、みたいな(笑)


 また、コネタで観客を笑わせる事についても熱心になっており、

・映画タイトルのロゴとか配色→「インディ・ジョーンズ」シリーズのパロ

・フィンがロープでストーンヘンジの洞窟にうつぶせて降りるシーン→「ミッションインポシブル」のトム・クルーズのバロ

・フィンが洞窟を進むところとか、デュークワカの石を袋とサッと入れ替えるシーンとか→「レイダース」のパロ

・MI6本部で兵器開発の人間が兵器の性能を披露する→007シリーズのバロ

・イタリアでフィンがムチをふるうシーン→「インディ・ジョーンズ」シリーズのパロ

・エンディングで車が空を飛んでいくシーンと「to be continued」のロゴ→「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のパロ

 とあからさまにふざけています(笑)


その他に
・フィンがサメにまたがってバッキンガム宮殿の階段を転げ落ちた挙句、エリザベス女王にばったり会う
ローマ法王が自ら聖なるチェーンソーをくれる
シドニーのオペラハウスが変形してビームでシャークネードと戦う
・東京でサメの塊にポケモンボール風の爆弾をぶつける

 等々、初期作品とは別の意味でのバカ映画になってました(笑)


 最後の最後ににこやかに登場するのが我らのドルフ・ラングレンだったというのも良かったし(笑) この次が6作目が完結編だそうですが、本作のラストの引きが絶妙過ぎてもうムチャクチャ楽しみだ(笑)

おまけ

 ブラジルでフィンを助けたガタイの良い男、プロレスラーのジョン・モリソン(ジョン・ヘニガン)じゃねーか(笑)
 
 

https://www.twellv.co.jp/program/drama/gw-sharknado/
5月5日(水)「シャークネード 5 ワールド・タイフーン」


【スタッフ】
監督:アンソニー・C・フェランテ


【出演】
アイアン・ジーリング
タラ・リード
キャシー・スケルボ


【声の出演】
堀内賢雄
甲斐田裕子
ちふゆ

 

2021年視聴映画のあらすじ・感想の一覧は以下のページでどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 
 
シャークネード 完全捕食パクパクパック
シャークネード 完全捕食パクパクパック (6枚組) 【初回限定生産】 [DVD]