【映画】感想:劇場アニメ「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」(2020年)

【店舗限定特典 A3タペストリー付き】 劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 特別版 [ blu-ray ]

金曜ロードシネマクラブ|日本テレビ https://kinro.ntv.co.jp/
放送 日本テレビ系。2022年11月25日(金)

【※以下ネタバレ】
 

京都アニメーション制作、圧倒的映像美で贈る
心ゆさぶる感動作


圧倒的なクオリティと美しい映像世界を作り出し、テレビアニメ放送後、日本のみならず世界中で大きな反響を巻き起こした「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。昨年のTVシリーズを再構成した「特別編集版」と2019年に劇場公開した「外伝」を放送した際、2週連続Twitter世界トレンド1位にランクインした話題作。その魅力の全てが詰まった劇場版完結編を初放送でお届け。戦時中、感情を持たない武器として育てられた少女ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、“手紙の代筆”業(自動手記人形)を通じ「愛してる」という言葉の意味を知っていく。戦争で離ればなれになってしまった上官が生きていると信じいつまでも待ち続けるヴァイオレット。彼を想う日々を過ごしていたある日、一通の手紙が見つかる…。

 

あらすじ

 少女デイジーは、亡くなった祖母アン・マグノリアの家を訪ねて手紙の束を見つけ、過去には字の書けない人間のため手紙を代筆する「自動手記人形(ドール)」という仕事が有ったことを知る。しかし電話の普及により、もはやドールは忘れられた仕事となっていた。両親と不仲なデイジーは、一人、祖母アンのために手紙を書いたドール・ヴァイオレット・エヴァーガーデンの足跡を追い始める。


 C.H郵便社に勤務するドールのヴァイオレット・エヴァーガーデンは、病院に入院している少年ユリスから仕事を依頼される。ユリスは病気で自分の命が長くないことを自覚しており、死んだ後のために家族に残す手紙を希望しており、ヴァイオレットは特別料金で仕事を引き受ける。

 ヴァイオレットはユリスの家族あての手紙を書き上げるが、ユリスが親友リュカと喧嘩別れしたままだと聞き、リュカ宛の手紙も書くように勧める。しかしその日はユリスの体調が悪化したため、手紙は後日作成することになった。

 やがて郵便社で差出人不明の手紙が見つかり、それを書いたのは戦死したと思われていたギルベルトらしいと解る。ギルベルト生存の可能性に歓喜したヴァイオレットは社長のホッジンズと共に、手紙の投函場所である辺鄙な小島エカルテ島へと旅立った。

 ホッジンズは島に到着すると、ヴァイオレットに、まず自分一人だけがギルベルトに会って来ると説得する。そしてギルベルトの家を訪問するものの、ギルベルトは孤児だったヴァイオレットを軍隊に引きずり込んだ罪悪感に苦しめられており、ヴァイオレットに合わせる顔が無いと言って面会を拒絶する。

 その夜、電話でヴァイオレットの元にユリスの病状が悪化したという知らせが届く。ヴァイオレットはまだリュカ宛の手紙を書いていないため動揺するが、代理としてアイリスが病院に駆け付ける。しかしユリスは電話でリュカと話し、最後の言葉を伝えることが出来た。

 ヴァイオレットはギルベルトと会うことを諦め、島民に手紙を託してホッジンズと共に船で島を離れた。ギルベルトはヴァイオレットが自分に対する感謝の気持ちしかないことを知り、船を追いかける。ギルベルトに気が付いたヴァイオレットは船から飛び降り、島に戻ってギルベルトと抱き合う。


 デイジーは島を訪ね。ヴァイオレットがC.H郵便社での仕事をすべて終えた後、島に移り住み、島の郵便社で働いていたことを知る。最後。デイジーは両親あてに愛しているという手紙を送る。


感想

 評価は○(もう一つ)。

 お馴染み(?)「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の劇場版&完結編。しかし評価はもう一つ。

 何十年も未来の少女がヴァイオレットの足跡を振り返る、という形にしているのはちょっと面白いのですが、肝心の話が殆ど乗れなくて…… 病気の男の子の話とか、ギルベルト少佐との再会とか、感動させようとしているのは解りますが、さっぱり心に響いてこなくて。あと2時間20分もあるというのも長すぎて間延びしまくってましたし……

 絵が綺麗だなというところは良いとしても、映画として手はもう一つ、でした。
 
 

公式サイト

『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公式サイト
http://violet-evergarden.jp/

violet-evergarden.jp

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 石川由依
ギルベルト・ブーゲンビリア 浪川大輔
クラウディア・ホッジンズ 子安武人
ディートフリート・ブーゲンビリア  木内秀信
アイリス・カナリー 戸松遥
ベネディクト・ブルー 内山昂輝
カトレア・ボードレール 遠藤綾
エリカ・ブラウン 茅原実里
ユリス 水橋かおり
リュカ 佐藤利奈
デイジーマグノリア 諸星すみれ

 
 

https://kinro.ntv.co.jp/lineup/20221125
2022.11.25 よる9時~11時34分放送
劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
2020年制作 日本映画 字幕 解説放送 初放送 40分拡大


昨年の放送でTwitter世界トレンド1位になった話題作
名作テレビアニメーション劇場版の完結編を初放送


ストーリー
戦争で離ればなれになった二人
一通の手紙で物語は大きく動き出す


依頼人からの手紙を代筆する職業「自動手記人形」として働くヴァイオレット・エヴァーガーデン石川由依)。幼い頃から兵士として戦い、心を育む機会が与えられなかった彼女は、大切な上官ギルベルト・ブーゲンビリア浪川大輔)が残した「心から、愛してる。」の言葉が理解出来ないでいた。戦争が終結して数年、ヴァイオレットはどこかでギルベルトが生きていることを信じ、ただ彼を想う日々を過ごしていた。


ギルベルトの母親の月命日、ヴァイオレットは彼の代わりを担うかのように花を手向けていたある日、彼の兄・ディートフリート大佐と鉢合わせる。ディートフリートは、ギルベルトのことはもう忘れるべきだと訴えるが、ヴァイオレットは「忘れることは、できません」と答える…。そんな折、ヴァイオレットへユリスという少年から依頼の電話がかかってくる。一方、郵便社の倉庫で一通の宛先不明の手紙が見つかり…。



キャスト/スタッフ
声の出演
ヴァイオレット・エヴァーガーデン> 石川由依
<ギルベルト・ブーゲンビリア> 浪川大輔


スタッフ
<監督> 石立太一
<原作> 暁佳奈(KAエスマ文庫/京都アニメーション
<脚本> 吉田玲子
<音楽> Evan Call
<アニメーション制作> 京都アニメーション