【映画】感想:TVスペシャル「ヴァイオレット・エヴァーガーデン特別編集版」(2018年:日本)

Sincerely (アニメ盤)

金曜ロードシネマクラブ|日本テレビ https://kinro.ntv.co.jp/
放送 日本テレビ系。2021年10月29日(金)

【※以下ネタバレ】
 

石立太一監督による完全監修の元
TVシリーズを再構成した特別編集版


京都アニメーションが制作し、「大人が本気で泣けるアニメ」と世界中で話題になったテレビアニメを、石立太一監督による完全監修の元で再構築。物語の序章にあたる第1話から第3話までと、名作と言われる第7話、第9話、そして、神回と絶賛された第10話を中心に金曜ロードショー特別編集版として放送。幼い頃に軍人として大戦に参加したヴァイオレットは、人の気持ちを理解したり、自分の気持ちを表現することを知らなかった。感情を持たず「愛」を知らないまま、依頼人からの手紙を代筆する「自動手記人形」の職に就いたヴァイオレットは、手紙に託される様々な思いに触れ「愛」とは何なのかを知り、成長していく。情緒あふれる世界観、登場人物の細やかな心情、美しい映像など、多くの人がその魅力を周囲に伝え、感動の輪が拡がっていった傑作!

 

あらすじ

 戦争で負傷し入院していた兵士ヴァイオレットは、上官ギルベルトとの再会を心待ちにしていた。しかしヴァイオレットを迎えに来たのはギルベルトの友人ホッジンズだった。ホッジンズはギルベルトの依頼でヴァイオレットに普通の暮らしをさせようと、名家エヴァーガーデンに後見人になってもらうことにするが、ヴァイオレットは全く馴染めそうになかった。ホッジンズは仕方なく、自分が社長を務める「郵便社」でヴァイオレットを働かせることにした。

 ヴァイオレットは戦場で負傷した際、ギルベルトから「愛してる」と言われていたが、物心ついた時から兵士としてのみ生きて来たヴァイオレットには愛という概念が理解できない。やがてヴァイオレットは郵便社で、字の書けない客のために代筆を行う「自動手記人形(ドール)」という仕事を知るが、客の一人が手紙に「愛している」という言葉を使ったのを見て、愛を知るため自分もドールになろうとする。(1話)


 ヴァイオレットは、ドールの養成訓練校に入校するが、タイピング技術や文法は優秀でも、相手が心から伝えたい事を掬いとり文章にするという、ドールとして最も大事な能力が欠けており、結局落第してしまう。しかし、その後、ヴァイオレットは同じクラスの生徒だったルクリアから兄へ送る手紙を代筆し、その内容を認めた講師によって合格と認められる。(3話)


 ヴァイオレットは、人気戯曲家のオスカー・ウェブスターの元に出張し、新作戯曲の執筆を代筆することになった。しかしオスカーは愛娘を失った悲しみで執筆の気力を失っていた。オスカーはヴァイオレットと共に暮らすことで少しずつ気力を取り戻し、ついに作品を完成させる。(7話)


 ヴァイオレットは、生きていると思っていたギルベルトが既に戦死扱いとなっており、墓まで作られていることを知る。ヴァイオレットは打ちのめされ自室に引きこもるが、ドールの仕事仲間から生まれて初めて手紙をもらい、その事をきっかけに立ち直る。(9話)


 ヴァイオレットはマグノリア家の屋敷に招かれ、女主人クラーラのために手紙の代筆を始める。一人娘のアンは母親が病で余命が残り少ない事を悟っており、代筆をするより自分と過ごしてほしいと望むが、クラーラは手紙を書くのをやめようとはしない。やがてヴァイオレットは仕事を終え屋敷を去る。クラーラがヴァイオレットに依頼したのは、自分の死後にアンの誕生日に毎年届けるための、50年分の手紙だった。(10話)

感想

 評価は○(まあまあ)。

 2018年放送アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」(全13話)の選り抜きアニメ。

 テレビアニメの方は第1話を見ただけで見切りをつけたのですが、二時間総集編ならまあ見てもいいかと思って視聴した次第。絵の方はさすがの京アニクオリティで、ヴァイオレットが傘を差しながら湖を飛び超える辺りの絵の質なんか絶品でした。

 お話の方は、基本的にどのエピソードも「泣かせよう、泣かせよう」という話ばっかりでイマイチ乗れなかったのですが、一番最後の母親から子供への手紙の話は凄く良かったので、トータルとしてはまずまずの満足度でした。

 まあ見てよかったかな。
 
 
ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公式サイト
tv.violet-evergarden.jp
 
 

https://kinro.ntv.co.jp/lineup/20211029
2021.10.29 よる9時~10時54分放送
ヴァイオレット・エヴァーガーデン特別編集版
2018年制作 日本 字幕 解説放送


泣けるアニメNo.1!“手紙の代筆”という職業を通じ
成長していく少女の物語


ストーリー
「愛してる」の言葉の意味を知るために…
感情を持たない少女の成長物語


身寄りのなかった少女・ヴァイオレット(石川由依)は、戦時中戦う道具として育てられてきた為、人の心を理解出来なかった。激しい戦争で両腕を失い、終戦を迎えた彼女の前に、元陸軍中佐のホッジンズ(子安武人)が現れる。彼女が心から慕っていた上官・ギルベルト少佐(浪川大輔)に代わって迎えに来たホッジンズに連れられ、ヴァイオレットは美しい港町・ライデンを訪れる。彼女はホッジンズが経営するC.H郵便社で働くことになるが、休息も取らず与えられた仕事を行う彼女に、一緒に働くベネディクト(内山昂輝)は戸惑うばかり。


ある日ヴァイオレットは郵便社で、依頼人の気持ちを言葉に代えて手紙に綴る職業「自動手記人形」に出会う。そこで「愛してる」という言葉を手紙に託す依頼人を見かけたヴァイオレット。戦場で上官がヴァイオレットに残した「愛してる」の言葉の意味を「自動手記人形」になればその意味がわかるかも知れない…。そう思った彼女は、「自動手記人形」の職業に就きたいことをホッジンズに告げる。それは、感情を持たずに生きてきたヴァイオレットが初めて示した意思だった。手紙の代筆という職に就いたヴァイオレットは、様々な代筆の経験を経て、次第に人の心を理解していく…。



キャスト/スタッフ
声の出演
ヴァイオレット・エヴァーガーデン> 石川由依
<クラウディア・ホッジンズ> 子安武人
<ギルベルト・ブーゲンビリア> 浪川大輔
<カトレア・ボードレール> 遠藤綾
<ベネディクト・ブルー> 内山昂輝
<エリカ・ブラウン> 茅原実里
<アイリス・カナリー> 戸松遥
<ルクリア・モールバラ> 田所あずさ
<スペンサー・モールバラ> 木村昴
<オスカー・ウェブスター> 滝知史
<アン・マグノリア> 諸星すみれ
<クラーラ・マグノリア> 川澄綾子



スタッフ
<原作> 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」 暁佳奈(KAエスマ文庫京都アニメーション
<監督> 石立太一
<シリーズ構成> 吉田玲子
<キャラクターデザイン・作画総監督> 高瀬亜貴子
<制作> 京都アニメーション

 

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