【ゲーム】システムソフト(のゲーム事業)の末路……【2001年】

キャンペーン版大戦略2―パフォーマンスブック (Login Books)

2020年1月6日 18:33 公開
日本一ソフトウェアシステムソフト・アルファーのゲームソフト事業を継承、システムソフト・ベータとして元日より事業を開始。『大戦略』シリーズなどのタイトルで知られる会社
https://news.denfaminicogamer.jp/news/200106f

news.denfaminicogamer.jp

 
 1980年代後半から90年代前半にかけて、シミュレーションゲームの雄として君臨したシステムソフト。しかし90年代後半に勢いを失った挙句、2001年にゲーム事業から撤退して、システムソフト・アルファーにゲーム事業を引き渡したわけですが、その辺り、どういった事情で何がどうなったのか、は良く知りませんでした。


 しかし、この度ようやく、すっきり理解できる記事を見つけました(3年前の記事だけど……)

大戦略』シリーズなどのタイトル開発は当初、現在は賃貸不動産情報サイトの運営などのソリューション事業を行っているシステムソフトが担当してきた。同社はMac用ソフトの日本語ローカライズや、日本電気NEC)のPC-8800シリーズ用のゲームプログラム・ディスクオペレーティングシステムを手掛けていたが、海外ソフト会社が日本支社を設置し始めると売上が減少する。

 

 これによりシステムソフトは事業整理を余儀なくされ、1998年にゲームソフト事業を分社化したシステムソフト・プロダクションが福岡県に設立された。一方、システムソフトが資本金の持分約25%を出資する形で1999年にアルファーショックが設立され、その後2001年3月にシステムソフトはアルファーショックへの出資金の全額を譲渡し関係を解消している。

 

 同月、アルファーショックはシステムソフト・アルファーに商号・組織変更を実施した。システムソフト・プロダクションはゲームソフトの開発部門と営業権・知的財産権を譲渡し、システムソフト・アルファー福岡支社となり、同月末で解散されている。

 
 という事情だったそうで……、おおぅ(目を伏せる)


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