【TRPG】グループSNEの新作TRPG「境都妖異世界」はこんな感じらしい【ボードゲーム要素も】

京都―写真名所図絵 (SUIKO BOOKS)
※ゲームの写真はないので京都写真集の書影で代用させていただきます

Group SNE Official Site
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www.groupsne.co.jp

 

■前置き

 グループSNEが開発中の新作TRPG「境都妖異世界」の発売前の情報を旧ツイッター(現X)で見かけたのですが、このまま放置したら見失ってしまうと思い、もったいなくて(?)ちょっとひとまとめにさせていただきました。

 さて、この新作「境都妖異世界」は、ジャンル的にはTRPGですが、ボードゲーム要素も取り入れた、ジャンル横断的というかジャンル融合的というか、今までにないタイプのゲームで有る模様です。こういう新ジャンル的な物が登場するときはワクワクしますよね。


 以下、Dice K(@Dice_kyoto)さんの投稿をまとめさせていただきました。<(_ _)>

■投稿(全部で17個)

 
●#1

https://twitter.com/Dice_kyoto/status/1711433315524501534
#TGFF2023秋祭 にて #グループSNE の発売前ゲーム『境都妖異世界』を 西岡拓哉 先生にGMをしていただき遊んできました♪
徒然とゲームの内容や感想を書いていきたいと思います。
さて、テーブルの上にはマップや人型をしたマス目の表、カード類や色んな小道具が並んでいますね。

 
 
●#2

https://twitter.com/Dice_kyoto/status/1711433393005879423
私のキャラクターは【珠術師・古御門青治】「水晶製の "宝珠" を使って "術" を行使する」職業:不詳。
他に 【筮竹師・天導光】「易占いの "筮竹" を使って "術" を行使する」の職業:なんでも屋と 【予見師・神流咲流】「自らの "予見" の力で "術" を行使する」の職業:学生とゲーム開始です。

 
 
●#3

https://twitter.com/Dice_kyoto/status/1711433399523827804
妖異が "境都" で引き起こす "不可思議な事件" を自分たちの異能を使って捜査し封印する」というのが基本ストーリーです。
安田均 先生曰く「RPGと銘打ちますが、従来とコンセプトかなり変えてますので、通常のRPGに染まっている人には『何だこれ!』かもしれません」
…とのこと。

 
 
●#4

https://twitter.com/Dice_kyoto/status/1711434567922733442
いやぁ~ww
ほんと仰る通りですわww
ゲームの進行はPLが順番にマップ上のどこ(情報マーカーのある場所の他に、お寺や神社、警察署や "境都タワー" もある)に移動するかを決定し、移動したフィールドで発生するイベントをキャラクターの【捜索術】【封印術】【対抗術】のいずれかで判定。

 
 
●#5

https://twitter.com/Dice_kyoto/status/1711435655434428485
PL全員が行動すれば1ターン経過。規定ターン数までに「探索パート」で情報やアイテムの収集を終え「封印パート」に突入し "妖異を封印" しないと失敗になる。
と、ここまでは「協力型ボードゲームのギミックを加えたRPG」という感じでシンプルな構成になってます。

 
 
●#6

https://twitter.com/Dice_kyoto/status/1711436768577544308
しかし、キャラクターの行動の成否を判定する【捜索術】【封印術】【対抗術】の判定方法が実にユニークなのです!
まず、何だこれ!その1が、キャラクターごとに判定方法が違い、それぞれのキャラクター設定である【○○師】のイメージにあった「独自の道具」を "リアルで使って" 判定します。

 
 
●#7

https://twitter.com/Dice_kyoto/status/1711439173406908789
その判定方法は「ホームパーティーで遊ぶミニゲーム」のようなもので、一般的なTRPGのようにサイコロは使いません。
「3色のビー玉が入った袋」
「下半分が黒と茶の縞模様に塗られたお箸」
「底に50音が書かれた箱と3個の輪っか」
これらが判定に使うツールです。
(それぞれの詳細は省きます)

 
 
●#8

https://twitter.com/Dice_kyoto/status/1711439687615996347
更に、何だこれ!その2は、【捜索術】【封印術】【対抗術】ごとに(同じ小道具を使いますが)少しづつルールの違うミニゲームで判定することになります。
RPGによくある能力値判定や技能判定はなく、また能力値も「気力・知力・技巧・幸運」の4種類だけになります。

 
 
●#9

https://twitter.com/Dice_kyoto/status/1711440691430383924
実際のプレイ中も能力値を参照したのは「神社に行って負傷を幸運と同じ数値だけ回復する」時だけでした。
もちろん、今回がたまたまそうだった可能性もありますが、能力値の大小よりも判定で行うミニゲームの方が重要度は高いように感じました。

 
 
●#10

https://twitter.com/Dice_kyoto/status/1711441020054102521
また、何だこれ!その3として、【封印術】の判定には他のPLもミニゲームに参加することです。協力型ゲームを表現するのに、とても良い仕組みですがPLのリアルな能力(脳力)が試されることになります。
特に予見師の封印術は "マジカルバナナ" 的な脳のフル回転を要求されましたww

 
 
●#11

https://twitter.com/Dice_kyoto/status/1711443214715281914
これが1番盛り上がったシーンで、PL3人わきゃわきゃして楽しんでましたね♪
【封印術】はシナリオ最後のボス戦に相当する「封印パート」で使用するので、シナリオのクライマックスが自然と盛り上がるようになっていますね。

 
 
●#12

https://twitter.com/Dice_kyoto/status/1711443464662245734
そして、何だこれ!その4は、キャラクターのデータが超軽いことです。
能力値が4つあるだけで技能や特殊能力などを表すデータはありません。
その分、PLが自由にキャラ設定を加えることもできそうで、RPG的なキャラクター性・ストーリー性を担保している部分でもありそうです。

 
 
●#13

https://twitter.com/Dice_kyoto/status/1711444582876275199
というわけで、この『 #境都妖異世界 』はRPGからキャラクターの能力値や技能・特殊能力といった重いデータ類を最大限削り取り、その空きスペースにボードゲームパーティーゲーム等のギミックを単純化して取り込み、PL側に「遊ぶための特別なスキルや知識」を要求しないような構成になってました。

 
 
●#14

https://twitter.com/Dice_kyoto/status/1711444826997350611
例えば、RPGならキャラビルドの最適化やその背景世界に対する知識量、ボードゲームなら基本戦術や定石といったPLの技術的・知識的な格差が新規参入者の障壁になります。
そういった障壁が発生しない特徴が『境都妖異世界』にあるのではないかと思います。

 
 
●#15

https://twitter.com/Dice_kyoto/status/1711445567862431918
序盤の「探索パート」ではPLが1人で判定(ミニゲーム)をしますが、中盤からPL全員が協力して判定をする機会が増え、終盤の「封印パート」ではPL全員で判定をしながら、マップ上の封印チップを求められた位置に配置するように知恵を出し合います。

 
 
●#16

https://twitter.com/Dice_kyoto/status/1711445829939323390
この徐々に色んなミニゲーム要素がストーリーの進行に応じて少しづつ重なって行く所が、ゲームの重さを緩和しつつもゲームの面白さを失わせない工夫になっているように感じました。
これはアナログゲームのプレイヤーのライト層全体をターゲットにした間口の広いゲームになるんじゃないでしょうか?

 
 
●#17(ラスト投稿)

https://twitter.com/Dice_kyoto/status/1711448698541179241
以上、発売前の段階ですのでシステムやルールを具体的に書くのを避けて(口止めはされてませんww)ふわっとした私的お気持ちの羅列になってしまいましたが、通常のRPGに染まった私が『何だこれ!』と驚くアイデアとコンセプトに溢れた楽しいゲームだったのは間違いありません。