【ウォーゲーム】国際通信社「皇帝ナポレオン」が4月末に再版されるぞー

図説 ナポレオン: 政治と戦争 フランスの独裁者が描いた軌跡 (ふくろうの本)

■皇帝ナポレオン 国際通信社
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『皇帝ナポレオン』は1805 年の第三次対仏大同盟の頃から1815 年のフランス国内戦役の頃までの間に発生した「ナポレオン戦争」をヨーロッパ全土の範囲で再現する戦略規模の対戦型シミュレーションウォーゲームです。一方のプレイヤーがフランス軍を、 もう一方のプレイヤーが連合軍(反フランス連合)を指揮し勝敗を決します。


フランス軍はヨーロッパ全土の征服を目指します。時には外交により同盟を結び大国を味方に引き入れたり、〝戦争の天才”と呼ばれるナポレオンが自ら〝フランス大陸軍”の指揮を執り敵国をねじ伏せます。指揮官の数と能力、陸軍部隊の数で他国を優るフランス軍はその特性を活かし勢力を広げ、対する連合軍はイギリスを中心にナポレオンの野望を挫くべくヨーロッパの大国の力を結集することになるでしょう。果たしてヨーロッパの覇権をナポレオンが握るのか、それとも反ナポレオン陣営がそれを阻止するのでしょうか?

 
 ハイ、という事で1989年に翔企画から発売されたウォーゲーム「皇帝ナポレオン」が二度目の再販となりましたー。

 本作は、初版の翔企画版は気の迷いで捨ててしまい、2014年にコマンドマガジンの付録で再販された際の分は家のどこかに消えてしまい、という事でもやもやしたものを抱えていたので、再々登場は嬉しい。今度こそしっかり永久保存しようっと。

 さてこのゲームですが、マップにヨーロッパもロシアも入った戦略級ですが、一国一エリアという大雑把なくくりなので巧みなコマさばきとか巧妙な戦略とかは一切関係なし。強いフランス軍オーストリアとかプロイセンの軍隊を簡単にぶっ倒して降伏させるものの、数ターン経つと性懲りもなく帰ってくるので、それをまたぶっ倒す、というもぐらたたき状態。なるようにしかならない大味ゲーム、という印象です。

 という事でやりこみ要素なんぞないのですが、ソロプレイゲームとして、フランス皇帝となってヨーロッパロシアの征服を目指す(で、力尽きる)という覇道を手軽に体験できます。ウォーゲームとしても対戦ゲームとしてもどうかって感じですが、ナポレオン好きなら見逃せないアイテムじゃないでしょうか?
 
 

歴史ノートを新たに収録
本作は1989 年に翔企画より発売された作品の再販で、コマンドマガジン119号(2014 年)付録の改良版になります。ルールの明確化の他にマップのデザイン変更、指揮官駒に国別の移動力記号をつけるなど要素を追加しています。またゲームデザイナー自ら執筆し、雑誌『シミュレーター』上で 5回に渡り掲載された歴史記事「荒鷲の旗のもとに」や、 同誌に掲載されたデザインノート、登場ユニット紹介を再編集して収録しています。


ナポレオン帝国
ナポレオン帝国 (ヨーロッパ史入門)