【ウォーゲーム】翔企画「SSシリーズ」「2800シリーズ」完全網羅リスト【史上初(多分)】

ゲーム的人生論 (Role&Roll Books)

 12月に国際通信社からウォーゲーム「ヒトラー帝国の興亡」がまた発売され、さらにコマンドマガジンで「信玄vs謙信」のリメイクゲームが付録になる……、と知り、たまらなく懐かしい気持ちになりました。この両作品とも1988年から91年にかけて翔企画が発売していたウォーゲームなんですよね。

 という事でこのころ翔企画が発売していたウォーゲーム「SSシリーズ」と「2800シリーズ」についてまとめてみました。多分ここまでまとめた記録は史上初だと思う(ふんぞり)。

■SS(Sサイズ・シミュレーション)シリーズとは

 有限会社翔企画が1988年~1991年に発売していた初心者向けウォーゲームシリーズ。定価(税抜き)1500円。全19作品。

 1988年頃はウォーゲームはブームが過ぎ去って斜陽化が始まっており、それを憂いた翔企画社長の故・鈴木銀一郎氏が初心者を増やしてウォーゲームを再興するため企画したシリーズでした。

 メジャーなテーマ&安価&わかりやすいルールのゲームを提供し、コタツの上で手軽に遊んでもらう的なところを狙ったシリーズでした。しかし1991年半ばに翔企画自身がウォーゲームから撤退してしまい、全19作品で打ち止めとなりました。


■2800シリーズとは

 有限会社翔企画が1991年に発売していた初心者向けウォーゲームシリーズ。定価(税抜き)2800円。全3作品。

 SSシリーズより定価を上げて内容を豪華にしつつ難易度はSSシリーズよりさらに易しく、というコンセプトでしたが、こちらもSSシリーズと同じ経緯で1991年半ばに打ち止めとなり、わずか3作品のみに留まりました。
 
 
 

■SSシリーズ(全19作)

●デザート・フォックス ロンメルアフリカ軍団(鈴木銀一郎/1988年9月)

https://www.suruga-ya.jp/product/detail/607513506
1941年11月、北アフリカの重要な港であり要塞であるトブルクは、ロンメル将軍が率いるドイツ、アフリカ軍団とイタリア軍によって包囲されていました。


イギリス軍はなんとかしてこの包囲を解こうと「クルセイダー作戦」を計画し、11月18日に4戦車旅団、2歩兵師団をもって攻撃を開始しました。


ドイツ軍もたまたまトブルク高攻撃の準備をしていたところだったので、イギリス軍の攻勢に対して直ちに反撃に転じ、激しい砂漠戦が展開されることになりました。


「砂漠の戦いは海戦と同じで、はっきりとした戦線はない。勝利は得た土地ではなく、どれだけの戦力を潰滅させたかによる」といわれるように砂漠のあちこちで同時に戦闘が生じるという典型的な機動戦となりました。


このゲームは、作戦開始3日目から2週間にわたる戦闘をシミュレートしたものです。
ルールは簡単ですが、たちまちにして状況が変化する砂漠戦の雰囲気を十分に楽しめるものとなっています。
個々の戦闘の結果はダイスの目によりますが、勝敗は運よりもプレイヤーの思考と予測と決断力にかかっています。

 
 作戦級。第二次世界大戦・アフリカ・クルセイダー作戦。


・再販・リメイク
 2004年再販 シミュレーションジャーナル社「ゲームジャーナル13号」(2004年12月1日発売)付録


・コメント
 記念すべきSSシリーズ第一作目。初心者取り込みを徹底的に意識しており
チットシステム … どのユニットから動かすか迷わない
サイコロの6の目で1ヒット … CRTを使用しない
 等々。


・参考
ameblo.jp
2015年2月21日 「ロンメルアフリカ軍団」をソロプレイしてみた
kemkem1.com


●信玄vs謙信 川中島血戦(河合秀郎/1988年9月)

https://www.suruga-ya.jp/product/detail/607528293
このゲームは、永禄4年9月10日に信濃国埴科郡川中島一帯で武田信玄上杉謙信が戦った、いわゆる「川中島の合戦」をテーマとするシュミレーション・ウォーゲームです。

 
 合戦級。第四次川中島の戦い


・再販・リメイク
 2023年リメイク 国際通信社「コマンドマガジン174号」(2023年12月20発売)付録「永禄辛酉(しんゆう) 川中島合戦」※「信玄vs謙信」のカウンターとルールも含まれておりオリジナル版としてのプレイも可能。


・コメント
 やはり初心者を意識し、将棋のように互いに1個ずつユニットを動かすシステムを採用。


・参考
ameblo.jp


●モスクワ電撃戦(中黒靖/1988年12月)

https://www.suruga-ya.jp/product/detail/607528186
このゲームは1941年6月に行われた、ドイツ軍によるソ連侵攻作戦「バルバロッサ作戦」をテーマにしたシミュレーションゲームです。

 
 作戦級。第二次世界大戦・東部戦線・バルバロッサ作戦。


・再販・リメイク
 2007年再販 国際通信社「コマンドマガジン75号」(2007年6月20発売)付録
 2016年リメイク 「モスクワ電撃戦2」(Bonsai Games)


・参考
ameblo.jp


●北海道侵攻(佐藤大輔/1988年12月)

https://www.suruga-ya.jp/product/detail/607513171
「北海道侵攻」は1995年8月1日~15日に想定された極東ソ連軍による北海道侵攻作戦とそれに対する自衛隊(SDF)の防衛戦を模擬したシミュレーションゲームです。
各プレイヤーはソ連軍、SDFのいずれかを担当し、北海道の支配者を決定する戦いを繰り広げます。

 
 作戦級。仮想戦。発売時点から見て近未来のソビエト軍の北海道侵攻。


・再販・リメイク
 無し


・コメント
 懐かしい東西冷戦時代の「ソ連が日本に攻めてくる」をテーマにした作品。発売当時はシリーズ一番人気だったそうです。


・参考
mk2kpfb.livedoor.blog


●D-DAY ノルマンディ上陸作戦(大平英樹/1989年2月)

https://www.suruga-ya.jp/product/detail/607524078
このゲームは「史上最大の作戦」として名高いノルマンジー上陸作戦を再現するものです。
英・米連合軍は、空軍・海軍の支援のもとに上陸海岸からフランス内陸部への突破を目指します。
また、ドイツ軍は連合軍を封じ込め、強力な装甲師団によって反撃を試みます。

 
 作戦級。第二次世界大戦西部戦線ノルマンディ上陸作戦


・再販・リメイク
 2002年再販 国際通信社「コマンドマガジン46号」(2002年8月20発売)付録


・参考
haruichiban0707.hatenablog.com


●WW3(ワールド・ウォー3)(野俣周紀/1989年2月)

https://www.suruga-ya.jp/kaitori/kaitori_detail/607611624
このゲームは近い将来発生しうる、欧州における第3次世界大戦をシミュレートしています。
原則として2人のプレイヤーで競技され、1人がソ連軍、東ドイツ軍、チェコ軍、ポーランド軍から成るワルシャワ条約機構軍、もう1人がアメリカ軍、西ドイツ軍、イギリス軍、オランダ軍、ベルギー軍、デンマーク軍から成るNATO軍を指揮し、ヨーロッパの覇権を賭けて戦います。

 
 作戦級。仮想戦。ソビエト軍の西ドイツ侵攻。


・再販・リメイク
 無し


・参考
guchiese.way-nifty.com


ワーテルロー ナポレオン最後の戦い(上田広樹/1989年4月)

https://www.suruga-ya.jp/product/detail/607511723
1815年6月18日、ベルギーのワーテルロー近郊において発生したフランス軍とイギリス、オランダ、プロイセン軍との戦いを再現したシミュレーションゲームです。
ゲームの競技者は通常2人で、1人がフランス軍を、もう1人がイギリス、プロイセン、オランダ軍(合わせて連合軍と呼びます)を指揮します。

 
 会戦級。ワーテルローの戦い


・再販・リメイク
 2022年再販 Bonsai Games「BANZAIマガジン第15号」(2022年11月20日発売)付録


・参考
ameblo.jp


ベトナム戦争佐藤大輔/1989年4月)

https://www.suruga-ya.jp/product/detail/607551233
テト攻勢発動。南ベトナムに危機迫る。米軍最後の栄光を賭けて、突撃せよ。空中騎兵。

 
 作戦級。ベトナム戦争テト攻勢


・再販・リメイク
 無し。


・コメント
 このテーマのゲームが国産で出たのが奇跡としか思えない……


・参考
chiharakai2019.livedoor.blog


●決戦ガダルカナル(川北翔/1989年6月)

https://www.suruga-ya.jp/product/detail/607513881
このゲームは太平洋戦争最大のターニングポイントとなった、ガダルカナル島をめぐる日米両軍の死闘を再現するシミュレーションゲームです。
ゲームはアメリカ軍の上陸作戦が行われた1942年8月から11月までの4ヶ月間を扱います。
プレイヤーは日本軍とアメリカ軍をそれぞれ受け持ち、陸海空3軍を指揮し、ガダルカナル島の占領をめざします。

 
 作戦級。太平洋戦争・ガダルカナルの戦い。


・再販・リメイク
 2002年再販 シミュレーションジャーナル社「ゲームジャーナル3号」(2002年6月1日発売)付録


・参考
第112回・決戦ガダルカナル(翔企画)
www.youtube.com


●皇帝ナポレオン(平野茂/1989年6月)

https://www.suruga-ya.jp/product/detail/607510564
皇帝ナポレオンの絶頂期… あなたは皇帝ナポレオンとなってヨーロッパを支配すべく様々な戦略を練って連合軍を打ち破るのだ!

 
 戦略級。ナポレオン戦争


・再販・リメイク
 2014年再販 国際通信社「コマンドマガジン119号」(2014年10月20発売)付録


・コメント
 プレイしてみるとあまり考える要素とか無くナポレオン物好きのお一人さまが淡々とソロプレイするのがめっちゃ向いている気がする……(というかそうしていた(笑))


・参考
slgplayer.exblog.jp


ヒトラー帝国の興亡(中黒靖/1989年11月)

https://www.suruga-ya.jp/product/detail/607509504
このゲームは1940年からのヨーロッパにおける戦いを戦略レベルで再現したシミュレーションゲームです。
原則として連合軍と枢軸軍それぞれ1人ずつのプレイヤーによってプレイされる2人用ゲームです。
連合軍とは西側とソ連軍を指します。枢軸軍とはドイツとイタリア、枢軸小国を指します。
フランスは連合軍ですが、どの陣営にも属さない独立の国家として扱います。
上記以外の国家は小国と呼ばれ、他の国攻撃されるまで中立状態を保ちます。
連合軍に攻撃された小国は枢軸軍に、枢軸軍に攻撃された国家は西側に属することとなります。

 戦略級。第二次世界大戦


・再販・リメイク
 1999年リメイク 国際通信社「コマンドマガジン26号」(1999年4月20発売)付録「ヒトラー帝国の盛衰」
 2002年再販 国際通信社から単品発売


・コメント
 ミリタリーゲーマーの夢「第二次世界大戦をヨーロッパ全域を舞台にプレイする」をSSシリーズのコンポーネントで実現した名作。今でも人気あるのが解るわぁ。


・参考
倒れなかった帝国 ヒトラー帝国の興亡リプレイ
http://www.puni.ne.jp/~t-hirocho/aaar_hp/text/3rd_empire.htmwww.puni.ne.jp


●信長の賭け 強襲桶狭間(伏見素行/1989年11月)

https://www.suruga-ya.jp/product/detail/607511108
このゲームは、永禄3年(1560)5月19日(新暦6月22日)、尾張国南部(現名古屋市周辺)での織田軍と今川軍との戦いを扱ったシミュレーションゲームです。
歴史では、織田軍が今川軍の行動を察知し、劣勢ながら巧みな機動で今川本陣を奇襲して勝利しました。
しかし、もしあなたが織田信長であったら… あるいは、今川義元であったら… この典型的な機動戦をどう戦うでしょう?

 
 合戦級。桶狭間の戦い


・再販・リメイク
 無し。


・コメント
 桶狭間の戦いをゲーム化した唯一無二の作品。シミュレイター誌掲載のリプレイには笑ったなぁ(笑)


・参考
naritahigasi.blog122.fc2.com


シーレーン防衛戦 激闘!海上自衛隊(野俣周紀/1990年1月)

https://www.suruga-ya.jp/product/detail/607511109
このゲームは、1995年8月1日に想定されたソ連軍による日本侵攻作戦を扱ったシミュレーションゲームです。
このゲームでは特に、その作戦における海上作戦をシミュレートしています。
果たして第7艦隊は、海上自衛隊は、極東ソ連軍の手から日本を守りきることができるのでしょうか?
ゲームは原則として2人でプレイします。
1人は海上自衛隊アメリ第7艦隊を指揮する西側、もう1人は、ソ連極東艦隊を指揮するソ連軍プレイヤーです。

 作戦級。仮想戦。日本近海での西側・東側海軍の戦い。


・再販・リメイク
 無し。


・コメント
 やはり東西冷戦物。今作るなら相手は中●海軍ですね……


・参考
slgplayer.exblog.jp
 
 

●ミッドウェイ空母戦(中黒靖/1990年5月)

https://www.suruga-ya.jp/product/detail/607511107
このゲームは、太平洋のターニングポイントとなったミッドウェイ海戦をシミュレートしています。
お互いに敵艦隊の位置がわからない「ダミーシステム」を採用し、プレイアブルにゲームを進めることができます。
また、作戦全体をシミュレートするため、日本軍の作戦意図(上陸目的か空母撃滅か)が米軍に察知されにくいものとなっています。
同様に、辛うじて修理が間に合ったヨークタウンや大西洋から回航される可能性のあったワスプなども登場することもありえます。
果たしてミッドウェイ海戦が歴史どおりの米国の大勝利に終わるか、それとも日本軍が勝利するのか、あなたの決断にかかっています。

 
 作戦級。太平洋戦争・ミッドウェイ海戦


・再販・リメイク
 無し。


・参考
slgplayer.exblog.jp
 
 

明治維新(伏見素行/1990年6月)

https://www.suruga-ya.jp/product/detail/607528014
吹き荒れる維新の嵐!近代日本の幕開け。
1867年、15代将軍徳川慶喜は自らの征夷大将軍の職を辞した。
しかし、薩摩を中心とする倒幕の気運は一向におさまる気配はなかった。
翌年、慶喜は兵を起こし、京都へと進軍する度重なる薩摩浦の挑発をこれ以上、見過ごすことはできなかったのだ。
そしてついに、官軍と幕府軍が激突した。
鳥羽・伏見の戦い」と呼ばれるこの戦いは近代兵器の威力を遺憾なく見せつけた。
そして維新の嵐は日本全土を震撼させることになる。

 
 戦略級。明治維新


・再販・リメイク
 無し。


・コメント
 1990年放送の大河ドラマが幕末~明治を舞台にした「翔ぶが如く」で、それに便乗した的なゲーム。

 ゲーム紹介やリプレイを読んで、なんか明治維新というテーマと中身がうまく合ってないなぁ感がありました。ボードゲームが大発展し様々なシステムが考案された今なら、当時の有名人をプレイに取り込むなど、このテーマをもっとうまく扱った「明治維新らしいゲーム」が作れそうですよね……


・参考
bqsfgame.hatenablog.com
 
 

●五虎三国志(天津老師/1990年7月)

https://www.suruga-ya.jp/product/detail/607509300
このゲームは、初心者の方でも手軽に三国志ワールドを楽しんでいただくことを目的としてデザインされました。
そのため、ルールはできるだけシンプルなものとし、1時間前後で決着がつきます。
もちろん三国志最大の魅力である武将に重要なはたらきをさせることは忘れていません。
各英雄の力のバランスが一番とれていたということで、官渡の戦いの時代をゲームの背景としています。
設定は歴史をふまえていますが、あとは決して歴史通りになるとは限りません。
史実では曹操が勝利を収めました。さてゲームではどうなるでしょう。

 
 マルチ。三国志


・再販・リメイク
 2003年リメイク シミュレーションジャーナル社「ゲームジャーナル6号」(2003年3月1日発売)付録「五虎三国志II」


・コメント
 漫画家・九月姫氏のかわいい表紙絵で有名な一作。超簡単マルチ。簡単すぎてベテランゲーマー同士が対戦すると延々決着がつかないとか。まあデザイナー氏は学生が昼休みの空き時間にプレイすることを前提に作っていたそうです。


・参考
jamtan.net


●バルジの戦い(中黒靖/1990年8月)

https://www.suruga-ya.jp/product/detail/607509865
このゲームは1945年12月16日から行われた「バルジ大作戦」をテーマとしたシミュレーションゲームです。
ゲームはドイツ軍の攻勢の始まった12月16日から開始され、それが行き詰った26日で終了し、勝敗の判定を行います。
一般に2人のプレイヤーでプレイされ、1人がドイツ軍を指揮し、もう一人がアメリカ軍とイギリス軍を指揮します。

 
 作戦級。第二次世界大戦西部戦線・バルジの戦い。


・再販・リメイク
 2002年再販 国際通信社「コマンドマガジン46号」(2002年8月20発売)付録


・コメント
 信玄vs謙信以来のユニット一個ずつ交互移動。


・参考
2015年2月11日「バルジの戦い」をソロプレイしてみた
kemkem1.com


太平記 血戦楠木正成(中嶋真/1990年11月)

https://www.suruga-ya.jp/product/detail/607513172
このゲームは1335年(建武2年)に始まった「南北朝動乱」を戦略規模でシミュレートしたゲームです。
プレイヤーは公家方あるいは武家方を指揮し、互いに日本の支配の確立を目指します。
勝利の判定は「地域」の支配で競われることになります。
そのためには敵を出しぬく機動を行い、調略に打ち勝たなければなりません。

 
 戦略級。太平記


・再販・リメイク
 2001年再販 同人誌「ゲームジャーナル63号」(2001年6月1日発売)付録


・コメント
 1991年放送の大河ドラマが「太平記」で、それに便乗した的なゲーム。ただし内容はゲーマー大絶賛でした。


・参考
ameblo.jp


●ハリコフ大戦車戦(山崎雅弘/1991年3月)

https://www.suruga-ya.jp/product/detail/607513504
このゲームは1943年2月からのソ連の大攻勢と、それに続くドイツ軍の大反撃を再現した作戦級シミュレーションゲームです。
プレイヤーはそれぞれ、ソ連軍とドイツ軍の各部隊を指揮し、自分の部隊に効果的な移動や攻撃を行わせることによって
「第3次ハリコフ会戦」における自軍の勝利を目指します。

 
 作戦級。第二次世界大戦・東部戦線・第三次ハリコフ会戦。


・再販・リメイク
 2003年リメイク サンセットゲームズ「シックス・アングルズ8号」(2003年6月30発売)付録「ハリコフ 1941-43」


・コメント
 SSシリーズ最終作。この作品が発売されたころには翔企画は後述の「2800シリーズ」押しにシフトしており、ほとんど印象が無い……


・参考
chiharakai-zwei.blogto.jp
泥の海に沈んだ「勝利」 ハリコフ大戦車戦リプレイ
http://www.puni.ne.jp/~t-hirocho/aaar_hp/text/kharkov.htmwww.puni.ne.jp


■2800シリーズ(全3作品)

●WW2(ワールド・ウォー2)(中黒靖/1991年1月頃)

https://www.suruga-ya.jp/product/detail/607511105
このゲームは1939年9月に勃発した第二次世界大戦を再現したシミュレーションゲームです。
ゲームは、日本・ドイツを主とする枢軸軍が当初の勝利に酔いしれ、アメリカ・イギリス・ソビエト連合軍の抗戦準備が整った1941年から始まります。
あなたは、以上5カ国のうちいずれか1国の指導者となり、他国との外交を行い、軍事作戦を遂行します。
歴史では起こらなかった連合国軍同士の対決もゲームの展開上では起こることもあるでしょう。
あなたが現代史を作り変えていくのです!

 
 マルチ。第二次世界大戦


・再販・リメイク
 無し。


・コメント
 第二次大戦を舞台に日・独・米・英・露をそれぞれ別プレイヤーが担当し、最初に他国の首都を陥落させた者が勝ち。という事で、歴史とはかけ離れた展開になるハチャメチャ作品。シミュレイターのリプレイでは英が米の首都ワシントンを落として勝利してたなぁ(苦笑)


・参考
bodoge.hoobby.net


湾岸戦争国際紛争研究グループ/1991年4月頃)

https://www.suruga-ya.jp/product/detail/607647246
国際紛争研究グループによる湾岸シミュレーションです。
アラブの盟主をめざす、独裁者VS多国籍軍!
イスラエルは参戦するか、日本のできることはなにか-。

 
 マルチ。第一次湾岸戦争


・再販・リメイク
 無し。


・コメント
 デザインしたのは謎のグループ「国際紛争研究グループ」ですが、たぶん鈴木銀一郎氏と佐藤大輔氏の共同ペンネームではないかなと。プレイヤーが中東五か国を担当して外交やら何やらを行うというある意味すごいマニアックテーマ。どれだけ売れたのか……


・参考
kenuchka.seesaa.net


●英雄戦国時代(高梨俊一/1991年4月頃)

https://www.suruga-ya.jp/product/detail/607514983
各プレイヤーが戦国大名となって、日本の統一を目指すシミュレーションゲームです。

 
 マルチ。戦国時代。


・再販・リメイク
 無し。


・コメント
 戦国時代のゲームにキャラ性を持ち込んだハチャメチャ展開ゲーム。翔企画シミュレーションゲームの最後がこれか……


・参考
bodoge.hoobby.net
www.kzfact.com


■ファイナルコメント

 改めてシミュレイター誌を読み返したのですが、いやー懐かしかった。誌上でSSシリーズの企画がぶち上げられた時には「おお、これでウォーゲームが復活するかも!?」とか心を躍らせたものでした…… 結局復活しなかったけどね…… 夏草や兵どもが夢の跡