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シミュレーションジャーナル ゲームジャーナル90号 モントゴメリーの憂鬱：孤高のアルンヘム1944
【※以下ネタバレ】
ゲームジャーナルは、ゲーマーによるゲーマーのためのボードシミュレーションゲームの専門誌。
歴史上の戦いを主にシミュレートしたボードウォーゲームが毎号1～2個程度収録され、収録作品に関する特集記事と、松田大秀氏のリプレイコミック、連載記事やテーマに沿った討論記事、新作ゲームガイドなどからなる。
付録ゲーム
◆内容
モントゴメリーの憂鬱：孤高のアルンヘム1944
http://www.gamejournal.net/item_list/gj_090
近年最大のヒットとなった「孤高の信長１５７０」に続く、完全ソロプレーゲーム第二弾。
プレーヤーは連合軍を指揮し、街道の両側から襲撃するドイツ軍部隊の妨害を排除し、空挺部隊と地上部隊の連携でアルンヘムへの突破をめざす。
プレーヤーは、ドイツ軍の増援がいつ、どこから侵攻してくるか、事前に全く予測できないため、連合軍が予測した戦線で上手くドイツ軍の反撃が食い止められる場合もあるが、逆に連合軍の予想していない場所から不意にドイツ軍の急襲を受ける場合もあり、従来のゲームとは全く異なる不確実性と戦場の霧によるスリルに満ちたプレーを体験することが可能になる。
あなたは第３０軍団を長躯突破させ、英第一空挺師団が待ち受けるアルンヘムに入城できるか！？
◆コメント
ソロプレイゲームで、あの有名なマーケットガーデン作戦がテーマ。まあ好きな人は燃えるのでしょう。
本誌
◆特集：モントゴメリーの憂鬱：孤高のアルンヘム1944
[ゲームの殿堂]ゲームの中のマーケットガーデン作戦
[超ワイドグラビア]モントゴメリーの憂鬱
[歴史概説]アルンヘムまで何マイル？
[人物列伝]参加指揮官の横顔
[プレイヤーズ＆デザイナーズノート]橋はまだ遠い
リプレイコミック 松田大秀
映画「遠すぎた橋」で有名なあの作戦がテーマ。もっとも史実のオチが悲惨すきなので全然興味がわきません。
◆［連載］ピンゾロとわたし★ やまね「せん」の逆襲
第十三話 アップフロント・ヤマダさん開豁地（かいかつち）移動やまね「せん」マンドリン分隊蹂躙事件
カード版スコードリーダーとして超有名ですが後継作も類似作も作られなかった孤高の作品「アップフロント」がテーマ。タイトルでほぼ中身が見えていましたが、ヤマダさんが運だけで移動を成功させて相手をぼこぼこにする様が爆笑物www
あと開豁地（かいかつち）という言葉を初めて知りました。広々した地形の事だそうです。こんな言葉知っている人、今となっては軍事オタクくらいか？
◆次号の予告
次号No.91（2024年6月1日発売予定）
クロニクル・オブ・ジャパン
史上初、「邪馬台国」の時代から「明治維新」までを、弊誌８４号「応仁の天下」システムで再現！「邪馬台国」は九州説か、畿内説か、地元に「誘致」するか、はたまた意表をついて未踏の蝦夷地に出現させるか、決めるのは貴方だ！
難易度：２（初級～中級向け）
「ヒストリー・オブ・ザ・ワールド」の日本版ですってよ。興味わかね～。
ファイナルコメント
いつも通りのあっさりした内容。まぁマーケットガーデン特集は初めてなのでヒストリカルノートはそれなりに読めましたが……
参考：付録ゲーム詳細
●モントゴメリーの憂鬱：孤高のアルンヘム1944
http://www.gamejournal.net/item_list/gj_089
ゲームは山札から一枚づつアクションカードを引いてゆき、引かれたカードで指定されたユニットが行動する。ランダム要素として、増援の登場ユニット数や連合軍の行動可能ユニット数を判定するためには、直前に使用されたカードの「行動値判定欄」を参照して、ユニット数を判定する。
同様に、ドイツ軍ユニットの針路は「方向判定欄」、増援で登場するドイツ軍ユニットの配置場所は「登場判定欄」を参照し、これによって一々その都度チェック作業をおこなうことなく、プレーアブルにランダム要素を判定することが可能になっている。
テーマ
1944年9月のマーケットガーデン作戦を作戦級で描く
ゲームデザイン
呼拉中村
ゲーム期間
1944年9月17日～9月末
ユニット規模
1ユニット1個大隊～連隊
ゲームの範囲
第３０軍団の前線からアルンヘムまで
プレイ時間
２～３時間
プレーヤー数
１人
難易度（5段階、5が最高）
３～４
