【ウォーゲーム】感想:雑誌「ゲームジャーナル No.82」『特集:孤高の信長:一五七〇』(2022年3月1日発売)

シミュレーションジャーナル ゲームジャーナル82号 孤高の信長:一五七〇

http://www.amazon.co.jp/dp/B09RP85BQ4
ブランド: シミュレーションジャーナル
シミュレーションジャーナル ゲームジャーナル82号 孤高の信長:一五七〇
¥3,960

ゲームジャーナル公式サイト http://www.gamejournal.net/

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【※以下ネタバレ】
 
 

■付録ゲーム

 
孤高の信長:一五七〇 (ゲームデザイン:呼拉中村)

http://www.gamejournal.net/item_list/gj_082

「孤高の信長:一五七〇」は元亀元年から本能寺の変に至る織田信長と信長包囲網の激烈な戦いを描いた、完全ソロプレーゲームです。
ゲームシステムは、弊誌31号「関ヶ原大作戦」で採用されたドロー・ドリブンシステムを採用。デッキから1枚づつカードを引き、引かれたカードに該当する武将が移動か攻撃するだけのシンプルなシステム

 
 戦国物ソロプレイゲーム。16枚のカードに武将名とか足利義昭とか本願寺とか書かれており、それらのカードをランダムに引いて、対応するユニットを動かす。周囲から武田信玄とか毛利とかが押し寄せて来るのを押し返せば勝利。ただし、信長の部下たちも時間が経つと反乱を起こして襲い掛かってくる可能性もありますので要注意。

 タクテクスの付録だったソロプレイゲーム「ローマ帝国の滅亡」(SPI)を思い出しました。あの雰囲気が味わえそうなので、これはちょっと真面目にプレイしてみたい。

本誌内容

◆特集:孤高の信長:一五七〇
 
 収録ゲームに関して「カラーページでのリプレイ」「ヒストリカルノート」「松田大秀氏のリプレイ漫画」を掲載。ヒストリカルノートが信長の独白形式になっていて「俺を裏切って何の得があるのか」とか愚痴っていたりするのが面白い。



◆第4回鈴木銀一郎杯結果発表!!

 56号の付録「江戸幕府の黄昏」が史上初の大賞を獲得しました。ほーん。



◆[特別企画]ゲームの殿堂(座談会)

 今回のテーマは「故・鈴木銀一郎氏デザイン★作品を語る」。昨年(2021年)1月に亡くなった鈴木銀一郎氏の没後一周年追悼企画として鈴木デザインゲームをあれこれ語っています。

 対象は、日本機動部隊史上最大の作戦バルジ大作戦砂漠の狐ロンメルアフリカ軍団、朝鮮戦争、神々の戦い、ザ・黒幕 日本支配、真・バルバロッサ作戦、等。

 殿堂入りは「ロンメルアフリカ軍団」。



●[連載]絶版ゲーム再生Project Third-Successor(迷美酒)
TFG: Viceroys Board Game, A Game of Exploration and Empires by TFG Task Force Games [並行輸入品]

 今回のお題は「Viceroys」(Task Force Games)。大航海時代の植民地をあれこれするゲーム。多分昔タクテクスか何かで紹介されていた気がする。懐かしい名前です。しかしまあ、こういうのは圧倒的にコンピューターゲーム向きなんですよねぇ(嘆き)



◆[連載]ピンゾロとわたし★ 復活変
AH: War at Sea Board Game, 2nd Edition [1st AH edition]

 第五話SP(エピソード・ゼロ)「私は如何にしてWAR AT SEA でアサノ氏に■■されて真実の■■の悦びに目覚めたか」。アバロンヒルの「WAR AT SEA」を巡る堂々6ページのスペシャル版。アサノ氏のいつもにも増しての非道ぶりが描かれます。懐かしい~(笑)



◆[連載]中華人民共和国ウォーゲーム事情

 最近中国でウォーゲームの出版に当局の許可が得られず、グレーゾーンの同人でしか発売できないという、なんか洒落にならない話が書いてあります。数年前は「当局はマイナーなウォーゲームを取り締まるほど暇ではありません(笑)」とか書いてあったのに。


次号予告

 次号No.83(2022年6月1日発売予定)の特集は「ノルマンディ強襲」。付録ゲームは「ストーム・オーバー・ノルマンディ」。超久しぶりに(ウン十年振り?)に海外ゲームが付録になります。
 
 

他の号の内容・感想はこちらからどうぞ

perry-r.hatenablog.com