【ミリタリー】「月刊JWings 2024年2月号」の特集「洋上戦力としての空母と艦載機」が無性に面白い【空母大解説】

JWings(ジェイウイング)2024年2月号【特別付録】自衛隊現用機種シリアルナンバー手帳

http://www.amazon.co.jp/dp/B0CP7QYVDW
JWings(ジェイウイング)2024年2月号【特別付録】自衛隊現用機種シリアルナンバー手帳 雑誌 2023/12/21
出版社:イカロス出版 (2023/12/21)
発売日:2023/12/21

特集は「洋上戦力としての空母と艦載機」。
空母化改修を終えた海自護衛艦「かが」と、空自F-35B搭載準備の最新情報ほか、世界の空母と艦載機の最前線、新時代の運用についてまとめました。
世界の空母配備年表もファン必見。

 
 ミリタリー雑誌で航空機専門誌の「JWings(ジェイウイング)」ですが、最新2024年2月号はすごくよかった。この雑誌で初めて読んで良かったと思ったかも。

 まあ、簡潔に言うと「空母大特集」。世界の空母について語っているのですが、他誌で見たことのなかった視点が多くてなかなか読み応えありました。


 まず、ここ数年自衛隊が「空母! 空母!」と騒いでいるのはなぜかというと、理由は「イージス艦と高性能ソナーにより空母を敵のミサイル&潜水艦の攻撃から完全に守れるようになったから」。過去はソ連の航空機によるミサイル飽和攻撃に対抗する手段がなかったので、空母を持っても即沈められるから、極々一部の人間以外は空母なんて欲しいとも思わなかった。しかし技術の進歩で防御手段ができたので嬉々として空母保有を始めたと、そういう事だそうです。

 というわけで、もう現代空母は防御はイージス艦他の艦艇に任せているから、自分を守る防空戦闘機もミサイルも必要なくなり、全てを航空機の運用に振り向けられるようになりました。懐かしのF-14戦闘機が退役したのは戦闘機で空母を守る必要がなくなって仕事がなくなったから。

 また一見空母によく似た艦艇も扱っており、例えば強襲揚陸艦は全通甲板の場合見た目は空母そっくりで、ヘリを運用するから「ヘリ空母」とか呼ぶこともあるけど、主役はあくまで輸送される兵員で航空機じゃないから空母とは違う、というなかなかの指摘もあり。

 と面白い号でした。いつもこんな感じでツボをついていればいいのになぁ。
 

★おまけ

 今までブログにミリタリーを扱うタグが無かったことにようやく気が付いた…… あんまりタグ増やしたくないからなぁ……