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放送 NHK総合。
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【※以下ネタバレ】
あなたの心に刻まれた“ゲームの遺伝子”を呼び覚ます!
第10回(最終回)「少年少女の大冒険 ~MOTHER2 ギーグの逆襲~」(2024年3月13日(水)放送)
内容
ゲームゲノム 終 少年少女の大冒険 ~MOTHER2 ギーグの逆襲~
[総合] 2024年03月13日 午後11:00 ~ 午後11:30 (30分)
伝説のRPG「MOTHER2 ギーグの逆襲」を特集。少年ネスがバットを手に仲間たちと世界を救う旅に出る異色の物語に、コピーライター糸井重里が込めたメッセージとは
平成初期、彗星のごとく現れたRPG「MOTHER2 ギーグの逆襲」。当時人々を驚かせたのは、主人公ネスがごく普通の少年であること。彼に与えられた使命は、世界滅亡の阻止。ギャングや酔っ払いなど現実にもいそうな敵を相手に、野球帽とバットで冒険していく。本作のシナリオ、ゲームデザインを手がけたのは糸井重里。売れっ子コピーライターがゲームを作ったと注目を集めた。“あの頃の大冒険”のゲームゲノムをひもとく。
今回のお題はRPG「MOTHER2 ギーグの逆襲」(1994年)。
●KEYWORD 1 ”平凡な少年”が世界を救う!?
199X年。少年ネスは近所に落下した隕石を調べに行ったところ、隕石の中から10年後の未来からやってきた虫のブンブーンが出てきて、未来の世界は「はかいぬしギーグ」が破壊の限りを尽くしていると知らされる。そして言い伝えによると、ギーグを倒せるのは3人の少年と1人の少女で、ブンブーンの直感ではそのうちの1人がネスだという。
ブンブーンはすぐ死んでしまうが、その前にネスがギーグを倒す力を得るための試練として、世界に8か所ある「おまえのばしょ」へ行くことを指示していた。
●KEYWORD 2 冒険が変える”身近な景色”
ネスは「おまえのばしょ」を探す旅に出発する。本作の敵は人間であることが多い。その際に使う武器や防具は「ふつうのバット」や「やきゅうぼう」、さらに回復アイテムは「ハンバーガー」など身近な物。また敵を倒しても「おとなしくなる」だけで命を奪うわけではない。これが本作の特徴の一つ。
ちなみに本作で出てくる必殺技の名前は、ゲーム開始前に質問される「かっこいいものは?」という質問への答えがそのまま技名になっている。
●KEYWORD 3 ”恋しさ”が生む弱さと強さ
ネスは各地を巡ると一緒に戦う仲間も出来るが、やがてホームシックにかかって戦えなくなってしまう。そこで家に戻ると、いつもどおり母親がいてネスの好物でもてなしてくれる。こうしてホームシックから回復し、再び戦えるようになる。
ネスが各地の「おまえのばしょ」に就くたびに、ネスはさまざまな記憶の断片を見ることになる。それはネスが物心つく前に両親から注がれていた愛情の欠片。知られざる記憶である。
感想
今回のお題は、メチャクチャ有名だけど内容をまるっきり知らなかった「マザー2」。今回初めて「へー、こんな内容だったんだ」と中身を知って結構興味深かったです。
あと糸井重里を呼んできているのがすごいな。今までのゲーム開発者はまあ無名の人でしたけど、糸井重里をゲームネタで呼んでこれるのってNHKの財力あってのことですよねぇ。
総括
なかなか面白かったです。
第一期は、なんか聞いたことも無いような洋ゲーを持ち出してきたりして、高尚に構えすぎみたいなちょっとついていけない感を感じたのですが、シーズン2では「FF14」とか「ストリートファイターシリーズ」とか「ムシキング」とか「パワプロ」とか、知ってる知ってる!(名前だけは)というなじみのタイトルを並べてくれたのでとっつきやすかったです。特にパワプロの回は良かったなぁ。
最終回にドメジャータイトル「マザー2」を持ってきて豪華な感じで幕引きする、という構成もちゃんと考えているなぁという感じで、未熟感のあった第一期とは比べ物にならないほど番組の質が上がってました。という事で大満足でありましたよ。(^_^)b
この番組について
ゲームを“文化”として捉え、名作の魅力を深堀りするNHK初のゲーム教養番組!古今東西の作品を取り上げ、MCの三浦大知や作品愛あふれるゲストがその奥深さに迫る。何がおもしろいのか、なぜ語り継がれるのか…開発者が作品に込めた思いも紐解き、”文化としてのゲーム”に秘められた奥深い世界へといざなう!