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感想:視聴者参加型推理ドラマ「謎解きLIVE EPISODE2.4 CATSと聖夜の殺人者」(2016年12月24日(土)放送)

NHK 謎解きLIVE 『CATSと聖夜の殺人者』
http://www.nhk.or.jp/nazo/index.html
放送 NHK BSプレミアム。2016年12月24日(土) 22:00~23:00。

【※以下ネタバレ】
 

http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2016-12-24&ch=10&eid=18871&f=2906
2016年12月24日(土) 午後10:00~午後11:00(60分)

ゲーム感覚で推理に参加できるミステリードラマ。現場に残されたわずかな証拠から、あなたは犯人を見抜けるか!?出演・白石隼也吉本実憂、浜野謙太、内田春菊ほか


ゲーム感覚で推理に参加できるミステリードラマの第5弾。クリスマスも近いある日、不可解な殺人事件が起こった。現場に残されたわずかな証拠。あなたは犯人を見抜けるか!?放送1週間前から番組ホームページに捜査情報を公開!放送中も新しい証拠が次々とアップされる。スマートフォンやデータ放送を使って推理に参加すれば成績が100点満点で表示される。原作・大山誠一郎、出演・白石隼也吉本実憂、浜野謙太、内田春菊ほか


【出演】白石隼也吉本実憂井之脇海,浜野謙太,内田春菊山田真歩木村了,松浦裕也,山本亜依ダンカン,六角慎司

 視聴者参加型推理番組「謎解きLIVE」の第5作目。

 過去作品は、推理ドラマの内容を一定の区切りごとに放送して、その度にゲスト三人に段階的に推理をしてもらい、その時間に合わせて視聴者も推理内容を投稿する、という形式だったが、今回は内容を一新。ゲストの代わりに、劇中の探偵たちが一定の区切り毎に推理を行いあい、それに合わせて視聴者が投稿する、という形となった。


あらすじ

 有名作家・有馬このえが自宅で撲殺され、金庫の中に入っていた遺言状・宝石類・未発表原稿が盗まれていた。容疑者は第一発見者で養子の有馬大和。弁護士の真東一成(浜野謙太)は大和の弁護を担当することになったが、全く大和と会話が成立しないため、困って「CATS」の探偵たちの力を借りることにした。CATSとは、事件を解決することをエンターテインメントとして会員たちに提供する秘密の組織で、事件の現場にも自由に出入りできるような力を持っていた。CATS専属探偵の安芸朔太郎(白石隼也)、朝永日向(吉本実憂)が事件を推理する。


(1)大和は宝石を盗んだか?

 NO。宝石を入れていた化粧箱がこじ開けられている。被害者のこのえは化粧箱のカギを常に身に着けていて、大和はそれを知っていた。大和が盗んだなら、わざわざこじ開けずにカギを使うはず。



(2)犯人は誰か?

 金庫の側に壊れた引き戸から落ちた木くずが落ちていた。それは金庫を開けるために、一旦壊れた引き戸を動かしたことを意味する。それは、つまり金庫が開けられたのが引き戸が壊れた後、つまりこのえが殺された後、ということである。

 今までは、犯人はこのえから金庫の番号を聞き出して、金庫を開くことを確認してからこのえを殺した、と思われていたが、順番は逆だった。犯人はこのえを殺してから金庫を開けたことになる。つまり犯人は最初から金庫の番号を知っていた。

 金庫の番号がこのえ自身に設定されたのは犯行当日。しかし金庫のある部屋のカーテンは壊れており、外から覗き見ることができた。つまり犯人は金庫の番号を設定した時に覗き見た可能性がある人物。その時のアリバイが無いのはただ一人、このえの甥・成田俊介である。


真相

 成田俊介は以前このえの作品を盗作した過去があった。そしてこのえが新作で自分たちのことを描いた私小説を発表すると知り、自分の盗作をばらされるのではないかと恐れ、夜中に金庫を開けようと忍び込んだ。そこにこのえが来てしまったため撲殺した。


感想

 今までの謎解きLIVEシリーズとはずいぶん趣を変えた第五作目となりました。過去作の様に「二夜連続で合計で三時間も四時間も付き合うのは疲れる」という事で、1時間で事件発生から解決まで終わらせる速攻型に変身。過去作品はゲストがドラマを見て、あーでもないこーでもないと推理をしてカードを出していたのですが、その部分を劇中の探偵たちにやらせるという意表を突く改変でスピーディー化を図ってきました。しかし、このCATSという組織そのものが「推理を見せ物にしている」という設定の組織なので、結果的に納得できる絵面になっており、特に変更は破たんはなかったように思いました。

 主演は「仮面ライダーウィザード白石隼也NHKで主演を取るとは、見ない間に役者としての格付けをグッと上げていたみたいですね。あと被害者・有馬このえ役は内田春菊……、えっ!? 内田春菊!? この人漫画家じゃないの? って驚いて調べてみたら、20年位前から役者もやってた……、知らなかったなぁ。

 本放送の前にあらかじめあらすじやらをサイトで公開しておき、予習した状態で視聴してもらう、というのは2009~2011年に放送した「探偵Xからの挑戦状!」みたいでしたね。ちょっと懐かしかった。

 一時間ドラマでどれくらいのことができるのかと危惧していましたが、思ったよりもクオリティは高かったので、今後半年に一回くらいのペースで放送してくれたらうれしいなぁ。


過去の謎解きLIVE

perry-r.hatenablog.com

原作 大山誠一郎
「犯人当て」の名手として知られる本格ミステリー作家。『密室蒐集家』で第13回本格ミステリ大賞(小説部門)を受賞。


出演者
白石隼也
吉本実憂
井之脇海
浜野謙太
山田真歩
六角慎司
松浦祐也
山本亜依
木村了
ダンカン
内田春菊


監督 前野朋哉
脚本 登米裕一
音楽 Greg Vyrostko
イラスト 猫屋




さて、やっと諸君に新しい事件を届ける準備が整った。
お待たせした。さあ始めようではないか。


かねてお知らせした通り今回はこれまでのEpisodeとは趣を変える。
これによって諸君の楽しみ方も変わるだろうと思うので、何をどういう理由で変えるのかをお伝えしたい。
初めて接するメンバーにとってもCATSを理解するいい機会だと思う。是非お目通し願いたい。


これまでの二夜連続から一夜のみ1時間となった。これには理由がある。
一つはメンバー諸君の忙しい日常を考えてのことだ。見やすい長さと時間帯での放送を期待する声は多く、今回はそれに応える形で変更した。犯罪推理の楽しみ方を心得ている諸君とは言え、二夜連続で1時間半を捻出するのは確かに簡単ではなかろう。一方、そうした負荷を乗り越えて全てを楽しんでくれたメンバーが多くいたこともCATSは忘れない。時間をかけて頭をひねりたいメンバーに向けて、12月18日の夕方以降、随時、事件の情報を提供していく。楽しみにしていて欲しい。


そして、実は諸君からの要望で最も多いのが、より多くの事件を届けて欲しいというものだ。このためにも時間が短い方が現実的だ。
未来のことは誰にもわからないが、強い願いが未来を変えることはままあることだ。諸君のご声援を賜りたい。