【ドラマ】書籍「シャーロック・ホームズとジェレミー・ブレット」(原書房):史上最高のホームズ俳優について書いた本【ファン必携では?】

シャーロック・ホームズとジェレミー・ブレット

http://www.amazon.co.jp/dp/4562073608
シャーロック・ホームズとジェレミー・ブレット 単行本 2023/11/27
モーリーン・ウィテカー (著), 日暮 雅通 (監修), 高尾 菜つこ (翻訳)
出版社:原書房 (2023/11/27)
発売日:2023/11/27
単行本:448ページ

 

ホームズ俳優としてのブレットを知るためには最適の書
日暮雅通氏(英米文芸翻訳家)


映像の世界でも愛され続ける名探偵ホームズ。数々の名作が存在するなか、決定版ともいえるホームズを演じたのがジェレミー・ブレットである。作品について本人・共演者・制作陣の言葉と、百点以上のカラー図版とともにたどる。


多くの人々にとって、ジェレミー・ブレッドは今なおイギリス、ITVネットワークのグラナダ版〈シャーロック・ホームズ〉シリーズで描かれたホームズそのものであり、実際、この役でしか彼を知らない人もいる。ユニークな名探偵を演じた彼の華々しい成功は、50年前のベイジル・ラスボーンがそうだったように、彼をこのキャラクターと永遠に結びつけることになった。
(本文より)

 
 まだ読んでいないのですが、こういう本があるそうです。


 50歳以上の推理物好き世代にとっては「シャーロック・ホームズ」役イコール「ジェレミー・ブレット」というイメージが刻み込まれています。NHKでの放送で、露口茂氏のはまったアテレコも相まって、もうこの人以外のホームズはあり得ない、くらいのレベル。

 この本は、ジェレミー・ブレットとドラマ版ホームズのかかわりを描いた本らしい。なんでもブレットは、単に演じていただけではなく、原作を読みこみまくり、脚本に不満があればスタッフと徹底的にやり合っていたとからしい。

 「んー、ワトソンくーん」という露口氏のセリフが空耳で聞こえる人は是非押さえるべき本ではないでしょうか。
 
 

●目次

 まえがき デビッド・バーク
 はじめに


シャーロック・ホームズの冒険 第1シリーズ
  美しき自転車乗り
  まだらの紐
  海軍条約事件
  ボヘミアの醜聞
  踊る人形
  まがった男
  青い紅玉

 
シャーロック・ホームズの冒険 第2シリーズ
  ぶなの木屋敷の怪
  ギリシャ語通訳
  ノーウッドの建築業者
  入院患者
  赤髪連盟
  最後の事件
  ジェレミーとジョーン


シャーロック・ホームズの生還 第3シリーズ
  空き家の怪事件
  プライオリ・スクール
  第二の血痕
  マスグレーブ家の儀式書
  修道院屋敷
  もう一つの顔
  六つのナポレオン


シャーロック・ホームズの生還 第4シリーズ
  四人の署名
  悪魔の足
  銀星号事件
  ウィステリア荘
  ブルース・パーティントン設計書
  バスカビル家の犬
  アビーの財産事件
   (1988年)ショート・フィルム
  シャーロック・ホームズの秘密
   (1988年)ウィンダムズ劇場


シャーロック・ホームズの事件簿 第5シリーズ
  レディー・フランシスの失踪
  ソア橋のなぞ
  ショスコム荘
  ボスコム渓谷の惨劇
  高名の依頼人
  這う人
  ジェレミー


シャーロック・ホームズ長編三部作
  犯人は二人
  サセックスの吸血鬼
  四本の樫の謎
   (1992年)テレソン
  未婚の貴族
  ジェレミーとリンダ


シャーロック・ホームズの回想 第6シリーズ
  三破風館
  瀕死の探偵
  金縁の鼻眼鏡
  赤い輪
  マザランの宝石
  ボール箱
  ジェレミー


 あとがき リンダ・プリチャード
 ジェレミーへの追悼の言葉
 最高の栄誉


  付録
  謝辞
  監修者あとがき
  訳者あとがき
  参考文献