【コミック】コミックマルガリータとか、かがみあきらとか、何もかもが懐かしい……

レディキッド&ベビイボウイ―複製原画集

 先日、ちょっとネットをふらふらしていたら、こんなページを見つけて、懐かしさでむせそうでした……
 

コミック・マルガリータ | 漫画ブリッコの世界
http://www.burikko.net/another/cmmg.html

 
 うっは、コミックマルガリータ……、確か全部買ったわ。続編というのか扱いの「コミック・セレクト Vol.1」なんかまだ家の本棚に置いてあるよ。

アニメ絵漫画がなかった時代

 2010年代、アニメ調の絵など、漫画でも小説のイラストでもゲームCGでも何でも見つけられますが、1980年代は全然状況が違っていて、そういう絵柄は実に希少でした。で、そんな絵柄の漫画を集めて創刊したのがこのコミックマルガリータでした。


 描いていたのは

かがみあきら
伊藤まさや
きお誠児
スオミ・フム
よりうむし/寄生虫
めるへんめーかー
沖由佳雄
鈴宮和由
計奈恵
たなかまさと(田中雅人
毛羽毛現

といかにもの1980年代メンバー。この名前を見て、全員の絵柄が即座に思い浮かぶ人は100人に一人も居ないと思います…… 事実上のエースだったかがみあきら先生の夭逝でこの雑誌もとどめが刺されてしまったのかも。

新井素子+木住野七生「大きな壁の中と外」

 新井素子は、現在の知名度はともかく、1980年代前半は今で言うところのラノベ作家として絶大な人気を誇っていました。あの花とゆめですから、この人の作品「扉を開けて」の漫画版を連載したくらいでしたし。
 

扉を開けて (花とゆめCOMICS)

扉を開けて (花とゆめCOMICS)

 
 という当時の流行に乗って、コミックマルガリータでも新井素子作品の漫画化が行われているのですが、私が一番好きだったのはVol.4と5に掲載された「大きな壁の中と外」(漫画:木住野七生)。作品が面白いと言うより、半分少女漫画タッチの絵柄が大好きで、一目で気に入りました。雑誌の休刊で連載も打ち切りになるかと思ったのですが、1985年に出た「コミック・セレクト」という雑誌の創刊号に完結編が載って嬉しかったなぁ。

 木住野七生氏はこの後活動した形跡が見られないので、この作品だけの人だったようですが、未だに本棚に保管しています。


 こういう古い時代の詳細な資料を目にすると、昔の思い出に押し流されて思わず感極まってしまいますね…… 
 
ワインカラー物語―かがみあきら選集 (ニュータイプ100%コミックス―comic新現実アーカイブス)