感想:コミック(成年)「白濁の翼 アザナエル」(幾夜大黒堂)

■データ
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4894217740/ref=sr_1_1?ie=UTF8&redirect=true&s=books&qid=1200304518&sr=8-1

白濁の翼 ~アザナエル~ (富士美コミックス) (富士美コミックス) [アダルト] (コミック) [アダルト]
幾夜大黒堂 (著)

出版社: 富士美出版 (2007/12/25)
ISBN-10: 4894217740
ISBN-13: 978-4894217744
発売日: 2007/12/25


 成年コミック。作者通算3冊目。

 表題作は「平凡な主人公のところに天使アザナエルが下りてきて、なんでも願いをかなえてくれると言う。しかも天使の降臨は世界中で発生していた・・・」という、エッチ系漫画として物凄くありがちな出だしなのですが、結末がかなり衝撃的。心の中で思わず唸ってしまうラストでした。エッチ漫画の連載の割にはストーリーに凝ったタイプで結構感心しました。

 ストーリーに凝りつつも、お楽しみ要素も満載で、美人の天使とはもちろん悪魔とも学校の美人教師とも憧れのクラスメートとも、とぎっしりで、さらに番外で主人公の父親と天使、というのも有り、盛りだくさんの一言。

 また同時収録の短編3本も、ガンプラマニアの彼氏を気を引くために苦戦するヒロインとか、姉弟物とか、母×息子物とかバリエーションに富んでいてなかなかよろしいです。
 昔よりキャラの顔が間延びしたようになってギョッとしたことを除けば満足度の高いコミックでした。