雑感:記事:“同人出身”ガイナックスが語る、同人誌のグレーゾーン

●おもしろさは誰のものか:
“同人出身”ガイナックスが語る、同人誌のグレーゾーン (2/2)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/01/news033_2.html


>僕のきわめて個人的な意見ですが、同人誌ってのは同人イベントで買うから面白いのではないでしょうか。

ガレージキットでも、通販じゃなくてワンフェスの会場で買うから面白いんだろうと。売る側にしても、お祭りの場所で、自分の描いた絵をよろこんで買ってくれるお客さんに手渡しするのが、同人活動の醍醐味だと思うんですよ。

> だから通販とかの流通が確立されてくると、それは本来の楽しみ方とズレてきているようで、半分はもったいないなあという気持ちと、もう半分は『それでいいの?』という気持ちを感じます。まあ、オヤジくさくなりますけど(笑)。

>もっとも、こうした流通を否定すると『じゃあ、イベントに参加しづらい地方の人はどうなるんだ』っていう意見もあります。

 商業作品でパロディみたいなことをしているガイナックス著作権にどうこう言えるのだろうか?というささやかな疑問はさておき。

 まあね、ある部分は納得もできるんですよ。同人だから売る人は直接会場で売るのが楽しいのではないかとか、その辺りは。

 でも買う方はね。「欲しいなら毎回コミケまで上京して来い」ってのは基本的に無理なんですよ。この理論で行けば、来ない奴が悪い、東京に住んでないのが悪い、地方に住んでいるから駄目なんだ、になってしまう。私なんかネットでの同人誌購入のツテが無かったらどうやって購入すれば良いのかもう解りませんよ。理想論だけではなく現実も考えて欲しい、というところですね。


☆蛇足

 おや、岡田結花氏の担当じゃないや。そう言えば「記事の始まりが関係者の台詞」じゃなかったな。