雑談:引用:地上デジタル化でテレビを捨てますか?

●地デジの非常識
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/074850c7252e6b8de219d51e7c9792e3

>彼によれば、アナログ放送をやめたフィンランドでは、これをきっかけにテレビを捨てる人が大量に出て、国営放送の受信料収入が大幅に落ち込んでいるという。MIAUのアンケート調査でも、「ダビング10など使いにくい地デジは見ない」という答が多く、「2011年にアナログ放送が止まったらどうするか」という質問に対して、ほとんどの人が「テレビは捨てる」と答えたという。Werbachもいうように、2011年はテレビという20世紀のレガシーに縁を切るいい機会だろう。

 ホントかよ? という気がします。こういう話を聞くと地上デジタルテレビ問題を真剣に考えている人は「ほーら、やっぱりね?」と感じると思いますが・・・、もともとそういう人は「テレビを殆ど見ていない」のでは。アンケートに”返事をくれた”ような人は、そもそもロクにテレビの必要性を感じていないのだと思えてなりません。

 アンケートに返事をくれない、あるいは、そもそもアンケートのターゲットにされていない、そんな人たちが、やはり2011年でテレビをポイっと捨てるか疑問です。例えば私の親。年齢の割には元気であちこち飛び回っていますが、夕食後はお茶の間でテレビに親しんでおります(最近はバレーボールとか見ていた)。ネットに縁は無いし、録画をするわけでもない、そんな人が「ダビング10が気に食わないからテレビを捨てる」とか「これからはネットで十分」なんて言うとは思えない。

 地上デジタルテレビには無数の問題は有るでしょうが、少なくとも批判派が夢想するような「2011年テレビ最期の日」は訪れないと思います。

★蛇足

 フィンランドの例が事実だとして、その真相は「アナログテレビを捨てた人」もいたろうが、「(今問題の)種々の理由で地デジ環境に移行できなくてテレビが視聴できない人たち」も相当いるのではないでしょうか。