ペリー・ローダン百科事典:《ソル》

■《ソル》(350巻/700話)

 3540年に地球で建造された超遠距離航行用宇宙船。3540年時点において人類史上最大の宇宙船。


□形状/大きさ

 全長6,500メートルのダンベル(鉄アレイ)型。直径2,500メートルの宇宙船(ギャラクシス級超弩級戦闘母艦)2隻を、直径および全長が1,500メートルのシリンダー船体で結合している。シリンダー船体の中央には赤道環の様なバルジがある。

 ギャラクシス級戦艦およびシリンダー船は分離・独立して単独の宇宙船として行動できる。ギャラクシス級戦艦の船首側の艦は「ソルセル=1」(略称:SZ=1)、船尾側の艦は「ソルセル=2」(略称:SZ=2)。


□材質

 外壁はインケロニウム=テルコニット合金製。


□エンジン類
 1.推進機関
  ・セクスタディム・エンジン(銀河間航行用エンジン)(*1)
  ・リニア・エンジン(銀河内航行用エンジン)
 2.エネルギー反応炉
  ・ニューガス=シュヴァルツシルト反応炉

(*1)
 セクスタディム・エンジンは3460年〜3540年の間に開発された新型の銀河間航行用エンジン。おそらくディメセクスタ・エンジンより優れているはずである。


 《ソル》は元々メールストロームの地球と故郷銀河を結ぶために建造されたが、3540年7月に発生したアフィリカーのクーデターにより、ローダン達、前政権の関係者を追放するための流刑船として使用された。

●初出=350巻・700話・「アフィリー」・3540年