感想:少女漫画誌「ARIA(アリア)2010年10月号」


 発売日:2010年8月28日

■ARIA|TOP|講談社コミックプラス
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 創刊2号目ですが、この混沌ぶりはなんだろう・・・、一つの雑誌に「由貴香織里」「厘のミキ 」「ミキマキ」「そにしけんじ」が同居しているって・・・、まあ、一つの方向に固まらず全方位的に読者を呼べるという考えなのかもしれませんけどね・・・

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・異域之鬼/由貴香織里

 早くも人間関係のドロドロが滲み出始めました・・・、いやー、由貴香織里作品はこうでないとね。


・これは恋のはなし/チカ

 やさぐれた三十路独身作家と十代の女の子の恋愛物。凄く少女漫画的で、好みのストライクゾーンど真ん中。しかし他の作品と温度が違いすぎますが、続けさせてもらえるんでしょうか。


・摩訶ソサエティミキマキ

 オタクな美人教授と唯一の受講生の織り成すコント。今回は、ネットの利用ぶりを1995年から今年までで4世代に分けての分析をしていて、それにクソ笑わせてもらいました。「第一世代」はパソコン通信世代なのですが、その説明で

受講生「よし、映像をアップしよう」
教授「JPEGを一晩かけてダウンロードする時代ですから無理ですよ。あ、あと通信中は電話は出来ませんからね」
受講生「やってられっか!!」

 というやりとりがもう・・・、パソ通時代の体験者ならアルアル感溢れる当たり前の事ですが、今時のネット環境しか知らない世代には「こんな環境ありえない!!」でしょうねぇ。そういう懐古的な意味でもツボでした。

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