感想:アニメ「アイアンマン」第12話(最終回)「永遠の光」


 アニメ「アイアンマン」(全12話)の感想です。

■アイアンマン アニマックスで世界初放送
http://www.animax.co.jp/marvelanime/ironman/

 CS放送・アニマックスでの視聴です。

第12話(最終回) 『#12:永遠の光』


■あらすじ

 黒田大臣は戒厳令を発令して国内を掌握し、さらに日米同盟を破棄した。黒田は日本を「軍事国家ゾディアック」に作り変え、世界を征服するつもりだった。実は田中博士は無意識のうちにゾディアックに操られており、先日スタークを襲撃した謎の戦士の正体も田中博士だった。また意識を失った田中博士は変身してアイアンマンに襲い掛かるが、途中で意識を取り戻した。スタークは黒田の「ラセツ」との戦いに挑むが、ラセツはあらゆる能力でアイアンマンスーツを凌駕しており、全く歯が立たない。田中博士はアークステーションのコンピューターに自分の意識を移し変えてコントロールを奪取し、ステーションのエネルギーをアイアンマンに向けて投射した。アイアンマンはそのエネルギーを利用してラセツを倒した。

 一ヵ月後。アークリアクターがついに稼動を開始し、無限のエネルギーが日本に供給された。スタークはその光を見つめながら亡くなった田中博士を想うのだった。


■感想

 「圧倒的な力を誇示するラスボスに、ヒーローが最後の必殺技で大逆転」とアクション物の定番的展開でしたが、安心して楽しめる内容でした。

 それにしても相変わらずヒヤヒヤするネタが満載というか、「(黒田大臣が)私の祖父は原爆で死んだ」とか「日本はアメリカの属国ではない」とか「日本が軍事力で世界を征服してやる」とか、このアニメは視聴のメインターゲットかもしれないアメリカに日本不審をひき起こすための宣伝作品かと思ってしまう・・・

 田中博士の最後のロボット姿(?)での端末操作シーンのアホみたいで(頭からホースが生えているんですよ・・・)、ちょっと感動に水を差されてしまいましたが、そこを除けばまずまずは良く出来ていました。

 映画キャラに似せた絵、カッコよく動くアイアンスーツ、アメリカンなお話、など、映画版のノリは知らないので比較は出来ませんが、このアニメ単体で見る限り、なかなかの作品だったと言って良いと思います。