感想:映画「ウォッチメン」(2009年:米)


 2010年12/27(月)にWOWOWで放送した映画。字幕。


■概要

 同名のアメコミを原作とした映画。SF物。


■あらすじ

 異なる歴史を歩んだ世界の1985年。ニクソン政権は3期目で、アメリカはアフガニスタン問題でソビエトと核戦争の瀬戸際にある。1930年代頃から大活躍していたスーパーヒーローやヒロインたちは、今ではニクソン政権が決めた法律により活動を禁止されていた。

 そんな時代、引退した元ヒーロー「コメディアン」が何者かに殺害される。かつて仲間だった「ロールシャッハ」は、何者かによる元ヒーロー・ヒロインたちに対する復讐が始まったのではないかと考え、調査を始めるが・・・


■感想

 スーパーヒーロー物の世界観でSFしている超マニアック作品(原作コミックも何かのSFの賞を貰っていたと思う)。妙な被り物や服装の超人的な強さを持つヒーロー・ヒロインたちがあたりまえの様に居る一方で、世界は核戦争の危機に怯え、そんな中で犯人を求めて無法ヒーロー「ロールシャッハ」が捜査を行なう、という、なんといっていいのか解らない超独特な世界観。

 ベトナム戦争ではスーパーヒーローたちがニクソンに頼まれてベトコンを虐殺して廻るという、「まあ、本当にアメリカに超人が居たらそうなるよね」的設定とか、本当に異様な世界なのですが、妙に引き込まれてしまいました。

 重苦しい作品ですが、これはこれでマニアックな楽しさが有って、ぼちぼち面白かったです。